市瀬菜々

市瀬 菜々 - 元女子サッカー選手

市瀬 菜々（いちせ なな）は、1997年8月4日に徳島県徳島市で生まれた元女子サッカー選手です。ディフェンダーとして活躍した彼女は、日本女子代表としても活動し、国内外で多くの栄冠を手にしました。

過去の経歴

市瀬は徳島市川内町出身で、幼少期からサッカーに親しみました。小学校1年生の時にサッカーを始め、その後、徳島市川内中学校では男子選手とともにプレーし、四国クロスバーリーグで目覚ましい成績を残しました。同時に、鳴門ポラリスレディースフットボールクラブでも活動をしていました。高校では、宮城県の常盤木学園高等学校に進学し、在学中にU-17女子ワールドカップでの優勝を経験。さらに、AFC U-19女子選手権でも優勝を果たし、着実にそのキャリアを築きました。

プロ選手としての歩み

2016年、市瀬はベガルタ仙台レディースに加入。彼女は同年の4月30日に伊賀フットボールクラブくノ一相手に初出場を果たし、プロ選手としてのスタートを切りました。ベガルタ仙台では、2016 FIFA U-20女子ワールドカップにて全試合フル出場し、日本チームの銅メダル獲得に寄与しました。

2019年には隅田凜とともにプロ契約を締結しましたが、度重なる怪我によりほとんどのシーズンを棒に振る形となりました。そんな中、彼女の活躍を記録した4コマ漫画がクラブ公式サイトで連載され、ファンにも親しまれました。

市瀬は2023年の5月30日に引退することを発表し、長いサッカーキャリアに終止符を打ちました。

日本女子代表としての活動

市瀬菜々は2017年1月に日本女子代表に初めて招集され、同年4月にはコスタリカとの試合でA代表としてデビューを果たしました。その後、彼女は複数の国際大会にも出場し、特に2018年のAFC女子アジアカップでの優勝にも貢献しました。彼女はU-17、U-19、U-20、日本女子代表と、各カテゴリーにおいて重要な役割を果たしました。

結果とタイトル

彼女のキャリアには多くのタイトルがあり、具体的には以下のようなものがあります：

• - U-17日本女子代表としての FIFA U-17女子ワールドカップ：1回（2014年）
• - U-19日本女子代表としての AFC U-19女子選手権：1回（2015年）
• - 日本女子代表としての AFC女子アジアカップ：1回（2018年）

市瀬菜々は、彼女の情熱とスキルで日本女性サッカー界に多大な貢献をし、その記録は今後の選手たちにとっても目標となるでしょう。

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