布部陽功

布部陽功 (ぬのべ たかのり)



布部陽功は1973年9月23日、大阪府高槻市に生まれた元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動している。彼は高校からプロの道を選び、数々の名選手としてだけでなく、指導者としても素晴らしいキャリアを築いてきた。

来歴



布部は1989年に北陽高校サッカー部に入部し、レギュラーとして全国大会に5度出場する。高校卒業後の1992年には近畿大学サッカー部に入るが、大学2年生の1993年にプロになる決意を固め、単身ブラジルに留学する。この時期、ブラジルのアマチュアチームに所属し、優勝を果たす。

1995年には、当時のヴェルディ川崎に認められ、練習生として参加。監督のネルシーニョの目に留まり、プロ契約を結ぶことになる。同年、ゼロックススーパーカップでデビューを果たし、早速同点ゴールを奪取しプロ初ゴールを記録した。彼の活躍はシンデレラボーイとしてメディアにも取り上げられた。

布部は1997年にジュビロ磐田にレンタル移籍し、主にFWや右SBとして出場する。1998年にはヴィッセル神戸に完全移籍し、FW、MF、DFをこなすオールラウンドプレーヤーとしてチームに貢献。2001年にはセレッソ大阪に移籍し、ボランチとして森島寛晃と共に選手会長を務めることになる。

その後、2006年からアビスパ福岡に転籍し、2007年からはキャプテンとしてチームを牽引。2009年には指導者の道へ進む決断をし、アンバサダー兼コーチとしてアビスパ福岡に残り、S級ライセンスを取得した。

2010年、ネルシーニョのコーチとして柏レイソルに移籍すると、チームはJ2リーグを制覇し、1年でJ1に復帰。その後、J1初優勝や天皇杯、ナビスコカップなど多くのタイトルをチームにもたらした。

2015年にはヘッドコーチに就任し、2016年には柏レイソルU-18の監督に。再三のチーム成績の低迷を経て、2017年には京都サンガの監督に就任するも成績不振により1年で退任。その後、柏レイソルU-18コーチを経て、2018年にゼネラルマネージャーに就任し、チームの強化に努めた。

主な成績



選手として



コーチとして



所属クラブ


ユース経歴


  • - 西大冠フットボールクラブ
  • - 高槻市立城南中学校
  • - 北陽高校
  • - 近畿大学（中退）

プロ経歴



布部陽功のキャリアは、高校からプロ、そして指導者としての道へと続くサッカー界での多彩な実績を物語る。彼の努力と情熱は、今後の世代にも引き継がれていくだろう。

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