「帰ろかな」(かえろかな)は、
1965年4月20日に
日本クラウンから発売された、
北島三郎の12枚目の
シングルです。この楽曲は、NHKテレビの歌番組「
夢であいましょう」の「今月の歌」として制作されました。作詞は
永六輔、作曲は
中村八大が手掛けています。
この曲は、望郷の念を重く捉えずに、明るく軽快に歌い上げた点が特徴です。その親しみやすいメロディーと歌詞が多くの人々の心を捉え、
ミリオンセラーを達成するほどのヒット曲となりました。
「帰ろかな」は、
NHK紅白歌合戦でも数多く歌われています。初めて歌われたのは、曲がヒットした
1965年(第16回)で、その後も
1973年(第24回)、
1992年(第43回)、
2000年(第51回)、
2002年(第53回)、
2007年(第58回)、そして2011年(第62回)と、何度もステージで披露されています。
原曲は、素朴な編曲が施されていますが、
1973年以降の紅白歌合戦などの舞台やテレビ番組では、間奏に童謡「
七つの子」を組み込んだ、重厚なアレンジで歌われることが多くなっています。しかし、原曲に近いアレンジで歌う際には「
七つの子」は組み込まれません。なお、現在市販されている
レコード、カセットテープ、CDなどに収録されている音源は、
1965年当時のものであり、「
七つの子」を組み込んだアレンジの音源は製品化されていません。
また、「帰ろかな」のサビの部分では、バックコーラスが入ることがあります。このバックコーラスが、楽曲の雰囲気をさらに盛り上げています。
この
シングルの収録曲は以下の通りです。
1. 帰ろかな
作詞:永六輔、作曲:中村八大
NHK「
夢であいましょう」昭和39年12月の歌
2. 誰も
作詞:永六輔、作曲:中村八大
NHK「
夢であいましょう」昭和38年12月の歌。番組では、丸山明宏が歌っていました。
「帰ろかな」は、
北島三郎の代表曲の一つとして、今もなお多くの人に愛され続けている名曲です。