常葉大学附属常葉中学校・高等学校

静岡県静岡市葵区に位置する私立の中高一貫校、常葉大学附属常葉中学校・高等学校は、長い歴史と伝統を持ち、地域社会に貢献する人材育成を目指しています。

本校の歴史は、1946年に各種学校として設立された静岡女子高等学院に始まります。当初は静岡浅間神社の北回廊を仮校舎とし、開校とともに校章や校歌も制定されました。1948年には常葉中学校が開設され、現在の所在地である水落町に移転。静岡女子高等学院は1951年に高等学校として認可され、常葉高等学校と改称しました。その後、1978年には常葉学園中学校・高等学校へ名称が変更され、さらに2017年には現在の常葉大学附属常葉中学校・高等学校となりました。より良い教育環境のために、2013年には新校舎が完成しています。

スポーツ分野では目覚ましい成果を上げています。特にバスケットボール部は全国的な強豪として知られ、1998年には中学女子チームが全国大会で準優勝。2002年には高校チームが全国高校総体、国体、選抜優勝大会の三つ全てを制覇し、高校バスケットボール界初の三冠を達成するという歴史的な快挙を成し遂げました。新体操部も活躍しており、2016年にはアジアジュニア選手権で優勝、2018年には全国高等学校新体操選抜大会の女子団体で優勝するなど、全国・国際レベルで優れた成績を収めています。

卒業生の中には、各界で活躍する多くの著名人がいます。音楽界からは伝説的なアイドルデュオ、ピンク・レディーの増田惠子さん、未唯mieさん。女優の酒井美紀さんや元女優の尾羽智加子さん。また、2007年ミス・ユニバース世界大会優勝者の森理世さんも本校中学校の卒業生です（高校在学中にカナダへ留学）。スポーツ界では多数のバスケットボール選手を輩出しており、島田智佐子さんをはじめ、プロや実業団で活躍する多くの選手がいます。体操選手の水鳥舞夏さん、芦川うららさん、元バスケットボール選手で女子ラグビー選手となった中丸彩衣さんも卒業生です。その他、モデル、タレント、アナウンサーなど、様々な分野でOB・OGが活躍しています。

本校は常葉大学を頂点とする常葉学園傘下の学校であり、系列校として常葉大学附属橘中学校・高等学校、常葉大学附属菊川中学校・高等学校があります。

常葉大学附属常葉中学校・高等学校は、長い伝統を継承しつつ、教育環境の整備や部活動の振興にも力を入れ、社会の様々な分野で活躍できる人材を育成し続けている学校です。

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