常葉大学附属菊川中学校・高等学校

常葉大学附属菊川中学校・高等学校

常葉大学附属菊川中学校・高等学校は、静岡県菊川市半済にある私立の中高一貫校です。およそ1100人の生徒が在籍し、男女比は2:8となっています。この学校は、学校法人常葉大学により設立されており、系列校として常葉大学附属常葉中学校・高等学校と常葉大学附属橘中学校・高等学校があります。

校舎と周辺

菊川市の中心部を一望できる高田ヶ丘に位置し、隣接する菊川公園も利用されております。校内には、1977年に開館した常葉美術館も併設され、各種の企画展が開催されています。良い天候の日には、富士山を眺望することもでき、その美しい風景が学校生活を豊かにしています。校歌では「菊高」という名称が用いられています。

学校の歴史

この学校は1972年に常葉菊川高等学校として教育を開始しました。創立記念日は同年の開校式典によって定められました。2007年には、春の第79回選抜高校野球大会において優勝し、その名を広めました。

1971年の設立説明会から始まった数々の歴史的瞬間がこの学校に存在し、2005年には中高一貫教育体制に移行しました。また、2006年には特進クラスを設立し、教育の多様化を図りました。

この学校では、多様な学科が設置されており、「普通科」や「美術・デザイン科」といった選択肢があります。また、普通科内には特進A・I・IIクラスがあり、特進Sクラスは中高一貫制度を利用した特別なプログラムです。

学校活動

部活動も活発で、特に野球部はその成績が注目されています。春の選抜高等学校野球大会や夏の全国高等学校野球選手権大会において、多くの出場機会があり、いくつかの成功を収めています。特に、2008年には準優勝を果たし、その後も全国大会に出場し続けています。その他にも、ソフトボールや陸上部など多くの部活動も盛んに行われており、生徒たちは多彩な才能を発揮しています。

不祥事の影響

しかし、学校の名声には不祥事も影を落としました。2007年には日本学生野球憲章違反が発覚し、特待生制度が問題視されました。この出来事は学校の運営にも影響を与え、その後の対策が求められることとなりました。また、2006年には性的嫌がらせの問題が報じられ、これらの状況は学校内部での体制見直しを促しました。

著名な出身者

この学校の卒業生には、プロ野球選手や各界での著名人が多数います。具体的には、田中健二朗選手や門奈哲寛選手などが名を連ねています。また、芸能界やスポーツ界で活躍する多くの人材が育ってきました。

アクセス

アクセスはJR東海道本線の菊川駅から徒歩約10分ほどで非常に便利です。地域貢献にも力を入れており、多くの地域イベントとも協力して活動を行っています。

学校法人常葉大学が背後にいるこの学校では、多岐にわたる教育プログラムが提供される一方で、様々な挑戦にも直面していることが伺えます。卒業生の活躍は、学校の誇りであり、今後の発展に期待が寄せられています。

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