常陸国の式内社一覧

常陸国の式内社一覧

この一覧は、『延喜式』神名帳に記載された常陸国の神社、すなわち「式内社」と、同帳に記載はないものの、当時存在したと考えられる「式外社」をまとめたものです。

式内社

『延喜式』神名帳には、常陸国に28座27社の式内社が記載されています。内訳は以下の通りです。

大社: 7座7社（全て名神大社）
小社: 21座20社

これらの神社は、当時の朝廷から特に重要視されていたと考えられます。

式外社

式外社とは、『延喜式』神名帳の編纂当時（平安時代中期）には存在していたものの、同帳に記載されなかった神社のことです。式外社は、以下の二つに分類されます。

1. 国史見在社:
六国史（日本書紀、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、文徳実録、三代実録）に記載のある式外社
これらの神社は、歴史的に重要な役割を果たしていた可能性があります。

2. その他:
国史見在社以外の式外社
このカテゴリーには、地域に根ざした神社や、歴史的に記録が少ない神社が含まれます。

参考文献

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式 上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式 第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

外部リンク

常陸国 式内社28座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」

その他

飯名神社：式外社の一例として、飯名神社が挙げられます。このような神社は、地域の人々によって大切に守られてきたと考えられます。


この一覧を通じて、常陸国の古代における神社信仰の一端を理解していただければ幸いです。

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