平和台陸上競技場

平和台陸上競技場の概要

平和台陸上競技場は、福岡県福岡市中央区にある舞鶴公園内に位置する、主に陸上競技を目的とした施設です。この競技場は、福岡市が所有しており、公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会が管理・運営を行っています。福岡市の条例に基づく正式名称は「舞鶴公園陸上競技場」となっています。

歴史

1948年に開催された第3回国民体育大会のために、舞鶴公園に「平和台総合運動場」が設けられ、これが陸上競技場の始まりです。国民体育大会では、陸上競技の他に開会式や閉会式もここで行われました。その後、この競技場は陸上競技の主力施設として利用され、特に1990年に東平尾公園博多の森[[陸上競技場]]が開設されるまで、福岡県内での重要なスタジアムとして機能していました。

利用状況

平和台陸上競技場は、福岡国際マラソンのスタートとゴール地点として利用されるなど、地域の重要な大会でも活躍しています。サッカーやラグビーの試合も行われており、1995年には福岡ブルックス（現・アビスパ福岡）がJFL公式戦をここで行ったこともあります。これは、彼らのホームスタジアムである東平尾公園博多の森球技場が開幕に間に合わなかったための一時的な措置でした。

特に注目すべき試合には、1995年5月7日の福岡ブルックス対福島FCの試合があり、結果は4-1でブルックスが勝利しました。また、6月11日にはNTT関東サッカー部と対戦し、6-0の快勝を収め、続いて7月2日にはヴィッセル神戸相手に3-1で勝利しました。

さらに、2021年5月11日には2020年東京オリンピック聖火リレーのセレブレーション会場としても利用される予定でしたが、COVID-19パンデミックにより無観客での点火セレモニーに変更されました。これにより、事前に計画されていたランナーの参加は任意となりました。

施設概要

この陸上競技場は、日本陸上競技連盟第3種公認の施設で、400mのトラックが8コース設けられています。収容人数は25,000人で、メインスタンドの中央部分を除いたすべての座席は芝生席となっており、観客にとって快適な観覧スペースを提供しています。ただし、照明設備はないため、日中の利用が主となっています。施設の面積は19,619m²です。

アクセス

平和台陸上競技場へのアクセスも便利で、地元の多くの人々や観光客に利用されています。同じ舞鶴公園内には平和台野球場もあり、周辺には他のスポーツ施設や公園も多数存在しています。

関連項目

• - 平和台野球場（同じ舞鶴公園内）
• - 東平尾公園（博多の森）

外部リンク

• - 平和台陸上競技場 - 福岡市緑のまちづくり協会
• - 福岡市公園条例施行規則

平和台陸上競技場は、地域のスポーツやイベントの中心地として、今後も利用され続けることでしょう。

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