平和統一聯合

平和統一聯合について

平和統一聯合（Federation for Peace and Unification、略称：FPU）は、旧統一教会の関連団体として、朝鮮半島の南北統一を目指す組織です。2004年7月に設立され、設立大会は東京都のANAインターコンチネンタルホテルで行われました。この大会は、北朝鮮からの侵攻を背景に、韓国が国権を失う危機から立ち直った歴史を語る基調講演で幕を開けました。

設立の背景

当時の講演者は、韓民族が分断の十字架を背負っている理由や、文鮮明氏のメッセージを引き合いに出し、平和統一が達成されれば、全人類の平和も訪れるという考えを示しました。大会では、韓半島での対立を乗り越えることが重要であり、全同胞が一丸となって世界統一に向けて精誠を集めることが強調されました。

また、設立の際には、日本の政界からも賛同の声があり、自民党と民主党から衆議院議員が壇上に上がり、祝辞を述べました。これが吉兆となり、初代会長には具末謨が就任しました。

公共の意識と反響

設立当初から、平和統一聯合は公安調査庁の報告書において、在日韓国・朝鮮人を糾合する新しい組織として言及されることがありました。特異な主義や主張を掲げた集団として見なされることもあり、その特異集団の代表として言及されることもありました。しかし、2007年にはこの特異集団の記載が削除されました。

イベントと活動

2013年には、平和統一聯合が主催する「ピースバイク」という自転車イベントが行われ、文鮮明の死去1周年を追悼する機会として、多くの参加者を集めました。このイベントは、後に「ピースロード」と名付けられ、運営体制が変わったとしても引き続き関わりを持っています。その後、日韓トンネルに関する勉強会も進められています。

2022年には、設立18周年を祝い、新宿文化センターで記念大会が開催されました。この際、会員数が1万人を超えたことが報告され、日本統一教会の代表者や国際勝共連合の会長からの祝辞も寄せられました。

現在の所在地

平和統一聯合の事務所は東京都新宿区にあり、その所在地は新宿5丁目の成約ビルの2Fです。このビルは地上5階建てで、その他の関連団体も入居しています。

まとめ

平和統一聯合は、韓半島の平和と統一を志向する重要な団体であり、数々の歴史的背景と活動を持つ組織です。社会における影響を見つつ、これからの活動がどのように進化していくのか、注目されるところです。

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