平塚市消防本部

平塚市消防本部の概要と沿革

平塚市消防本部は、神奈川県平塚市に所在する消防機関で、市域全体を対象にした消防活動を行っています。公式住所は平塚市浅間町9-1で、管轄面積は約67.88平方キロメートルです。457人の職員が所属し、消防署一つ、出張所が六つ、さらに分遣所が一つ存在します。

設備と機材

消防本部は、様々な種類の消防車両や救急車両を保有しており、災害や緊急事態に迅速に対応できる体制を整えています。主な機械の中には、小型動力ポンプが20台、普通消防ポンプ自動車が10台（うち非常用は2台）、水槽付消防ポンプ自動車が1台、化学消防自動車が2台、そして45m級はしご付消防自動車が1台があります。

さらに、屈折はしご付消防自動車が2台、救助工作車、災害対策車、救急自動車（通常と高規格で合計11台）など、さまざまな車両が整備されています。指揮車、広報車、偵察車、支援車、特別な対策用の車両も備えられており、大規模災害への対応能力を高めています。

沿革

平塚市消防本部は1948年11月に設立され、最初の消防署が開設されました。1958年には大野出張所が開設され、同年には救急車の配置も開始されました。続いて1963年には海岸出張所が設けられ、さらに1964年には消防庁舎が現在地に移転しました。

1970年代から1980年代にかけて、出張所の増設が行われ、1993年には初の高規格救急車が配備されました。2000年には南原出張所が新たに開設され、最近では大野出張所が移転し、新しい施設が運用を開始しました。

2016年には救急隊が発足し、新たな体制が整いました。

組織

消防本部は、消防総務課、予防課、消防救急課、情報指令課などの各課で構成されています。また、消防署には管理課と警備課があり、それぞれの部署が役割を分担しながら市民の安全を守るために活動しています。

不祥事

2020年1月には、消防士長が庁舎内の女性用更衣室に不正侵入し、録画機能のあるスマートフォンを設置した事件が発覚しました。この事例は、消費者の信頼を損なうものであり、市は消防士長に対して懲戒処分を行い、退職を促しました。警察による捜査も進められています。

外部リンク

詳細な情報は平塚市消防本部の公式サイトでご確認いただけます。

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