平塚市立大原小学校

平塚市立大原小学校

平塚市立大原小学校は、神奈川県平塚市大原に所在する公立小学校です。地域社会の一員として、子どもたちの健やかな成長を支える教育活動を展開しています。

本校の歴史は、1985年4月1日の開校に始まります。これに先立ち、教育活動の中核となる校舎本館が1984年に完成しました。開校と同年の1985年には体育館も竣工し、教育施設が整えられました。その後、教育環境のさらなる充実を図るため、1999年には特別教室棟が増築され、学習スペースが拡充されています。この増築棟完成と同時期に、情報教育の推進として児童用のコンピューターが設置されました。さらに、学校全体の情報通信環境は進化し、2000年6月にはインターネット接続環境が整備されています。学校運営の体制としては、2006年4月1日より学習指導の効果を高める目的で2学期制が導入されました。近年では、社会全体の情報化に対応するため、国のGIGAスクール構想に基づいた環境整備が進められています。具体的には、2021年3月までに児童一人ひとりにタブレット端末が行き渡り、高速かつ大容量の通信ネットワークが構築され、ICTを活用した学習機会が拡充されています。

開校当初は300名を超える児童が学んでいましたが、近年の少子化に伴い、現在の児童数は200名未満となっています。しかし、児童たちの多様な興味関心に応えるため、様々なクラブ活動が積極的に行われています。これらのクラブ活動は、主に月に1回または2回の頻度で実施されており、4年生以上の児童が参加対象です。活動内容は多岐にわたり、サッカークラブなども活動しています。特徴的なのは、児童自身からの希望に基づいて新たなクラブを発足させることが可能な点です。ただし、継続的な参加を希望する児童がいなくなった場合は、そのクラブは廃止されるという柔軟な運用がなされています。

学校施設としては、複数の建物で構成される校舎棟があり、ここには管理諸室、普通教室、特別教室などが配置されています。これらの建物は増築された特別教室棟を含め、いずれも丈夫な鉄筋コンクリート造りです。体育館も鉄筋コンクリート造で、屋内での体育活動や集会などに利用されています。屋外には、水泳の授業が行われるプールや、広々とした校庭が整備されており、児童たちが体を動かしたり、自然に触れたりする場となっています。

平塚市立大原小学校の通学区域は、平塚市内の特定の地域によって定められています。具体的には、大原、新町、中原1丁目、および中原2丁目のうち1番から15番までの地域が学区に含まれます。

卒業後の進学先中学校は、お住まいの学区内の区域によって異なります。大原の1番と3番地、および新町にお住まいの児童は、平塚市東中原に位置する平塚市立大野中学校に進学することになります。一方、大原の上記以外の区域（1番と3番を除く）、中原1丁目、中原2丁目の1番から15番地にお住まいの児童は、平塚市御殿にある平塚市立中原中学校へ進学することになります。

学校へのアクセスは、主にバスを利用するのが便利です。神奈川中央交通の「平61」・「平62」・「平63」・「平68」・「平86」の各系統や、平塚市シャトルバスに乗車し、「中原東」バス停で下車してください。バス停からは徒歩で約2分ほどの距離に学校があります。学校周辺は、神奈川県立平塚中等教育学校などの教育機関に加え、広大な敷地を持つ平塚市総合公園や、地域住民の憩いの場として親しまれている大原公園があり、教育環境と自然に恵まれた場所に立地しています。

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