平岡康裕

平岡康裕のキャリア

平岡康裕（ひらおかやすひろ）は1986年5月23日に静岡県富士宮市で誕生しました。彼は元プロサッカー選手で、主にディフェンダーおよびボランチとしてプレーしていました。サッカーを始めたのは小学校2年生の時で、最初はフォワードとして活動していましたが、中学校では西富士フットボールクラブでミッドフィールダーへとポジションを変えました。その間、学校のクラブ活動としては野球部に所属していました。

学生時代の活躍

高校に進学する際、平岡はサッカーの強豪校である静岡市立清水商業高等学校に進むこととなります。ここで彼はディフェンダーへと変更し、プロ選手となるべく練習を重ねました。特に2年生の2003年には静岡県選抜に選出され、国体のベスト4に貢献。また、同年には全国高校サッカー選手権に出場し、チームのベスト4入りにも寄与しました。翌年の2004年には再度静岡県選抜の主将を務め、国体優勝に導くなど、彼の実力が光りました。

また、2003年から2004年にかけては高校選手権の県大会ベストイレブンにも2年連続で選ばれ、さらに2004年にはU-18日本代表に招待されるまでの成績を収めました。これらの活躍を受けて、2005年に清水エスパルスに入団が決まりました。

プロ選手としての道

清水エスパルスに入団した初年度は出場機会が得られませんでしたが、2006年にプロデビューを果たし、同年から再び世代別代表に選出されました。2007年にはカタール遠征に参加し、UAE戦で得点を記録するなどの成果も上げました。しかし、クラブでは他の選手の活躍によりポジションを維持することが難しく、世代別代表にも呼ばれなくなってしまいました。

2008年にはコンサドーレ札幌に期限付き移籍し、その後再び清水に戻りました。2010年からはセンターバックとして活躍する場面が増え、2011年以降はボランチとしてプレーすることもありました。2014年にはリーグ戦34試合に出場し、フェアプレー個人賞を受賞。翌年の2015年には怪我の影響で出場機会が制限されましたが、2016年にはベガルタ仙台に期限付き移籍し、2017年には完全移籍を果たしました。

仙台では7年間にわたり、守備の要としてチームを支えましたが、2022年シーズン終了後に契約満了となり、2023年に愛媛FCへ移籍しました。彼は同年の12月5日に現役引退を発表しました。

所属クラブと成績

1. 富士宮市立富士根北小学校
2. 西富士フットボールクラブ（富士宮市立富士根北中学校）
3. 静岡市立清水商業高等学校
4. 清水エスパルス (2005年-2016年)
5. コンサドーレ札幌（期限付き移籍 2008年）
6. ベガルタ仙台（期限付き移籍 2016年）
7. ベガルタ仙台（2017年-2022年）
8. 愛媛FC（2023年）

平岡選手の公式戦初得点は2008年にナビスコ杯で記録し、Jリーグ初得点は2010年に実現しました。また、彼は様々な代表チームにも選ばれ、U-18からU-22までのカテゴリーで国際経験も豊富です。

タイトルと受賞歴

平岡康裕は、チームとしてはベガルタ仙台と愛媛FCでの活動を通じて多くの成果を収め、個人的にも2014年のJリーグフェアプレー個人賞を受賞しました。彼のサッカーキャリアは多くのファンと仲間たちに支持を受け、輝かしいものとなりました。

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