平川タロー・ジロー

平川タロー・ジロー：時代を駆け抜けた漫才コンビの光と影

平川タロー・ジローは、平川タロー（現taRo）と平川ジローという二人の才能が融合したお笑いコンビでした。1984年4月に結成され、吉本興業に所属。同級生コンビとして、その親しみやすいキャラクターと、練り上げられた漫才で人気を博しました。一時期「オズ」と名乗っていた時期もありましたが、程なくして元のコンビ名に戻っています。

メンバー

平川タロー（ひらかわ たろー）
本名：岡田一郎（おかだ いちろう）
1965年11月15日生まれ、奈良県奈良市出身。
趣味は飲酒。コンビ解散後は、ピン芸人「taRo」として活動する傍ら、妻である岡田舞子との夫婦コンビ「タローとマイコ」としても活動。

平川ジロー（ひらかわ じろー）
本名：大森洋司（おおもり ひろし）
1965年11月11日生まれ、香川県出身、奈良県奈良市育ち。
2004年5月28日に急逝。享年38歳。

輝かしい実績と突然の終焉

1988年にはWヤングの平川幸男に師事し、その才能を磨きました。1990年には「NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞を受賞。ラジオ番組を持つなど、順風満帆な活動を続けていました。しかし、2004年5月、突然の悲劇がコンビを襲います。平川ジローが福井県内のドライブインで睡眠薬自殺。コンビは惜しまれつつも事実上の解散となりました。

ジローの死、残されたタロー

ジローの死は、多くの人に衝撃を与えました。報道によれば、彼は家族関係などで悩みを抱えていたとされています。相方であるタローはもちろん、師匠である平川幸男もまた、過去に相方を自殺で亡くしており、その悲しみは計り知れません。

ジローの死後、タローは「taRo」と改名し、ピン芸人として活動を再開。また、妻とのコンビ「タローとマイコ」としても舞台に立っています。メディアへの露出は少ないものの、地道な活動を続けています。

オッサンパラダイス結成

2009年頃には、アルバイト先で知り合った北山ヨシオと新コンビ「オッサンパラダイス」を結成。北山はそのまま平川の弟子となり、新たな活動を展開しています。

受賞歴

平成元年度 第20回 NHK上方漫才コンテスト 優秀賞（1990年）

出演番組

絶対！タロー・ジロー宣言！（ラジオ大阪、2004年3月30日 - 終了時期不明）

平川タロー・ジローは、短い活動期間ながらも、その才能と個性で多くの人々を魅了しました。ジローの死という悲劇を乗り越え、タローは今もなお、芸人として舞台に立ち続けています。彼らの功績は、お笑い史に深く刻まれています。

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