平手美樹

平手 美樹（ひらて みき）は、1978年11月19日に長野県で生まれた、日本の元女子バスケットボール選手です。身長のあるセンターポジションを務め、キャリアを通じて国内外の舞台で活躍しました。

バスケットボールとの出会いは、地元の茅野北部中学校でした。中学での活動を経て、全国でも屈指の強豪校として知られる名古屋短期大学附属高等学校（現：桜花学園高等学校）へ進学します。高校時代にはその実力を大きく開花させ、チームの中心選手として数々のタイトル獲得に貢献。中でも、全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会（インターハイ）での3年連続優勝は、その輝かしい功績として特筆されます。この時期に培われた経験と実績は、その後のキャリアの礎となりました。

高校卒業後、1997年に実業団のデンソーに入社し、女子日本リーグ（現：Wリーグ）に所属するデンソーアイリスの一員となりました。デンソーでは、センターとしてチームを支え、プロフェッショナルな環境で技術と経験を磨きました。このデンソー所属期間中には、日本代表としても国際舞台を経験しています。

ジュニア世代の代表としては、1996年にアジアジュニア選手権、1997年にはジュニア世界選手権に選出され、国際的なレベルでのプレーを経験しました。これらの経験は、その後のA代表選出へと繋がります。2001年には全日本に選ばれ、東アジアの強豪が集まる東アジア競技大会に出場。翌2002年にも国際親善試合でプレーするなど、日本の代表選手として国際試合の経験を重ねました。

デンソーで2005年までプレーした後、新たな環境を求めてクラブチームであるLOWSへ移籍しました。実業団を離れてクラブチームでの活動を選んだ後も、平手選手はその中心選手として活躍。特に、2007年から立て続けに優勝した全日本クラブバスケットボール選手権大会においては、チームの連続優勝に大きく貢献し、クラブバスケットボール界でもその存在感を示しました。

長年にわたる現役生活を経て、2008年にコートを離れることを決断し、現役を引退しました。中学校でバスケットボールを始めてから、高校での栄光、実業団での活躍、そしてクラブチームでの新たな挑戦と、多岐にわたる経験を積んだキャリアでした。平手美樹選手は、長野県出身のバスケットボール選手として、日本の女子バスケットボール界に確かな足跡を残しました。

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