平末明日香

平末 明日香（ひらすえ あすか）

平末 明日香は、1998年3月5日生まれ、三重県出身の女子バスケットボール選手である。身長165cm。
ポジションは主にポイントガードやシューティングガードを務めるガード（G）。日本国内女子バスケットボール最高峰のリーグ、Wリーグに所属するアイシン ウィングスの一員としてプレーしている。

来歴と活躍

バスケットボールキャリアは地元三重県でスタートし、ミニバス、中学校、高校とステップアップしていった。高校卒業後、2016年4月にバスケットボールの強豪である東京医療保健大学に進学する。大学時代は、岡田英里、永田萌絵、藤本愛妃といった後にWリーグでも活躍する選手たちと共に、チームの中心選手として活躍。特に、全日本大学バスケットボール選手権大会（インカレ）においては、入学後から3年連続で優勝という偉業を達成し、大学バスケットボール界にその名を刻んだ。

大学での輝かしい成績を引っ提げ、2020年1月にはWリーグのアーリーエントリー制度を利用して、トヨタ紡織サンシャインラビッツに加入し、プロキャリアをスタートさせる。ルーキーシーズンとなった2020-21シーズンには、即戦力としてチームに貢献。シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮し、その活躍が認められ、Wリーグの新人王に選出された。これは、プロの舞台での最初のシーズンにおいて、最も活躍した新人選手に贈られる栄誉ある賞である。

続く2021-22シーズンもトヨタ紡織でプレー。スターターではなく、途中出場から試合の流れを変える「シックスマン」としてチームに大きく貢献した。このシーズン終了後、その役割での貢献度が高く評価され、Wリーグのベスト6thマン賞を受賞した。これは、スターター以外の選手の中で、最もチームに貢献した選手に贈られる賞であり、平末選手の試合における影響力の大きさを証明するものである。

トヨタ紡織での数シーズンを経て、平末選手は新たな挑戦の場を求め、Wリーグのアイシン ウィングスへ移籍する。アイシン ウィングスでは、チームの新たな戦力として、その豊富な経験とガードとしてのスキルを活かし、活躍が期待されている。

ガードとして、平末選手は卓越したボールハンドリング、正確なパス供給、そして勝負強いシュートを兼ね備えている。ゲームメイク能力も高く、チームのリズムを作り出す役割を担うことが多い。また、身長はバスケットボール選手としては高くないものの、俊敏な動きとポジショニングでディフェンスにおいても貢献する。

大学でのチームの柱としての経験、トヨタ紡織での新人王、そしてベスト6thマン賞の受賞といった実績は、平末明日香選手が日本の女子バスケットボール界において、確固たる地位を築いていることを示している。アイシン ウィングスでの今後の更なる活躍に注目が集まる。

経歴

藤水ミニバスケットボールクラブ
四日市市立橋南中学校
三重県立四日市商業高等学校
東京医療保健大学
トヨタ紡織サンシャインラビッツ（2020年 - 2023年）
アイシン ウィングス（2023年 - ）

もう一度検索