平谷庄至

平谷庄至 - 日本のドラマー

平谷庄至（ひらや しょうじ、生年1965年10月22日生まれ）は、北海道出身の著名なドラマーです。彼は音楽のキャリアを、影響力のあるバンドでの活動を通じて築いてきました。特に、KEMURIの元ドラマーとして知られる彼は、さまざまなジャンルでの豊かな経験を有しています。

音楽との出会い

平谷は、70年代のAMラジオから流れる音楽に魅了されることから始まります。ABBAの楽曲に惹かれた彼は、後にYMO（イエロー・マジック・オーケストラ）に衝撃を受け、音楽にのめり込んでいきました。1981年に15歳の時、ドラムを始め、わずか2年後にはオリジナルバンド「魑魅魍魎」を結成します。このバンドは、彼の音楽キャリアにおける第一歩となりました。大学に進学後も彼はオリジナルバンドに積極的に参加し、活動を続けました。

バンド活動の広がり

1986年、彼は高橋諭一のCBSソニーオーディションをきっかけに「325」（後にHan-naとして知られる）に加入します。彼は1989年にHan-naとしてビクターインビテーションレーベルからデビューし、『暗くなるまで待って』というシングルを発表。続いて、1990年にはアルバム『暗くなるまで待って』をリリースし、1991年には『Mama』というミニアルバムも発表しましたが、同年にHan-naは解散します。

その後、彼はハーフトーンミュージックと契約し、スタジオミュージシャンとして多くのアーティストのサポートを行いました。彼がサポートしたアーティストには、上田現やMondayみちる、辻仁成などが含まれ、音楽シーンでの地位を確立していきます。

KEMURIへの加入

1996年にKEMURIに参加した平谷は、次第にその人気の一部となっていきました。1997年に彼は初のアメリカツアーを行い、1998年には全米41箇所を巡るツアーを成功させました。そして1999年にはフランスツアーも敢行。

しかし、2007年にKEMURIは一旦解散。平谷はその後、2008年にSFNを結成、次いで2009年にはAyumo&KYCを設立します。彼の音楽の旅は続き、2012年にはKEMURIが再結成され、再びファンの前に姿を現しました。

ディスコグラフィー

平谷庄至が在籍したKEMURIのディスコグラフィーは非常に豊富で、数多くのシングルやアルバムがリリースされています。たとえば、1998年にリリースされたシングル『along the Longest way…』を皮切りに、KEMURIは続々と新作を発表。彼らの音楽は、スカやパンク、ロックといった多様なスタイルを融合し、多くのリスナーに愛されています。

特に「KEMURI 1st アルバム」や「77 Days」などは、バンドの成長を象徴する作品として高く評価されています。さらには2004年に発表された『CIRCLES』や、2013年の『ALL FOR THIS!』もファンからの支持を受けています。

平谷庄至は、今後も日本の音楽シーンにおいて独自の存在感を発揮し続けることでしょう。

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