平賀翔太

平賀翔太

平賀翔太は、1990年4月10日生まれ、長野県出身の元陸上競技選手です。長距離種目を専門とし、その卓越した走力で数々の駅伝やマラソンで活躍しました。

生い立ちと高校時代

駅伝の名門である佐久長聖高校出身で、同級生には村澤明伸、1学年下には大迫傑といった、後に日本を代表するランナーとなる選手たちがいました。3年時には全国高校駅伝に出場し、4区で区間2位（日本人トップ）という好成績を収め、チームの初優勝に大きく貢献しました。この時のチームには、平賀、村澤、大迫といった強力なメンバーが揃っていました。

大学時代

佐久長聖高校の同級生である佐々木寛文とともに早稲田大学に進学。大学三大駅伝（出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝）に4年間フル出場し、チームの中心選手として活躍しました。特に2年時の2010年度シーズンは、出雲駅伝と全日本大学駅伝で最終区間を担当し、優勝のゴールテープを切るという快挙を達成しました。また、箱根駅伝ではエース区間である2区で1時間7分台という素晴らしいタイムを記録し、早稲田大学の大学駅伝三冠達成に大きく貢献しました。

実業団時代

大学卒業後は、佐久長聖高校の同期である千葉健太とともに富士通に入社しました。入社1年目の東日本実業団駅伝では6区で区間賞を獲得し、その実力を示しました。続くニューイヤー駅伝ではルーキーながらエース区間の4区を担当しましたが、区間12位という結果でした。2016年9月に富士通を退社し、早稲田大学時代の恩師である渡辺康幸が監督を務める住友電工に移籍しました。

引退

2021年2月28日に開催された第76回びわ湖毎日マラソンを最後に、陸上競技選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

自己ベスト

5000m: 13分45秒83
10000m: 28分41秒42
ハーフマラソン: 1時間02分08秒
マラソン: 2時間16分30秒

主な戦績

大学三大駅伝

出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝に4年連続出場
2010年度シーズン、出雲駅伝、全日本大学駅伝優勝
2010年度箱根駅伝2区で1時間7分台の好走

その他駅伝

東日本実業団駅伝6区区間賞

平賀翔太は、その努力と才能で、陸上競技界に大きな足跡を残しました。彼のこれからの活躍が期待されます。

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