年忘れ!夢の紅白歌合戦

『年忘れ!夢の紅白歌合戦』は、NHKラジオ第1放送で2008年から毎年12月下旬に放送されている、『NHK紅白歌合戦』の派生番組です。

番組概要

『NHK紅白歌合戦』は、1951年に第1回が開催されて以来、60年以上にわたり、日本の大晦日の風物詩として親しまれてきました。この番組は、その紅白歌合戦の歴史と時代背景を深く掘り下げながら、時代を超えた「夢の対決」をラジオで実現しようという試みとして、2008年から毎年12月に放送されています。

司会者

ラジオ版の司会は、紅組（女性）を水前寺清子、白組（男性）を岩崎博（NHKラジオセンター・ディレクター）が務めています。岩崎博氏は、元々アナウンサーで、平日の祝日に不定期放送される音楽番組『ムーンライトシャワー』を担当しているほか、「日曜バラエティー」の制作にも携わっています。

放送日時

ラジオ版は、毎年12月下旬に放送されます。

テレビでの派生番組

テレビでは、2009年12月29日にNHK衛星第2テレビジョンで、12月31日にNHKデジタル衛星ハイビジョンで『紅白60回 名歌手たち・夢の対決』として放送されたのが始まりです。その後、2010年には『今夜よみがえる!夢の紅白 名歌手たち 名勝負・名対決』、2011年から2014年までは『夢の紅白○○○○ 名歌手たち 名勝負・名対決』、2015年からは『夢の紅白○○○○』として放送されました（「○○○○」には西暦年が入ります）。

放送チャンネルも、2010年まではNHK衛星第2テレビジョン、2011年からはNHK総合テレビジョンと変遷しました。

これらのテレビ版も、過去の紅白歌合戦の映像を中心に、年代やジャンルを超えた「夢の対決」を繰り広げるというコンセプトは共通しています。総合司会は、2009・2010年が徳田章、2011年が阿部渉、2012年が有働由美子、紅組司会は2009年から2011年までが小林幸子、2012年がPerfume、白組司会は2009年から2011年までが五木ひろし、2012年が氷川きよしが務めました。さらに、かつての番組セットをCGで再現するなど、演出にもこだわりが見られました。

2013年以降は、青井実が司会を務め（2015年は藤井隆が追加）、ミッツ・マングローブとゲスト複数名によるトーク番組形式で放送されましたが、2015年を最後に終了しました。

2016年以降は、その年の紅白歌合戦の見どころに限定した特別番組が放送されています。

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