幸手市消防本部

幸手市消防本部

幸手市消防本部（さってししょうぼうほんぶ）は、かつて埼玉県幸手市に存在した消防機関です。市域全域を管轄し、市民の安全を守る役割を担っていました。しかし、消防広域化の流れの中で、2013年4月に埼玉東部消防組合の発足に伴い、その歴史に幕を閉じました。本記事では、幸手市消防本部の設立から解散までの沿革、組織体制、管轄区域、保有車両などの詳細を解説します。

概要

所在地

幸手市消防本部は、埼玉県幸手市東4-5-10に位置していました。この場所は、消防活動の中心であり、地域住民の安全を支える重要な拠点でした。地理座標は、北緯36度4分43.4秒、東経139度43分33.2秒です。

管轄区域

幸手市消防本部は、幸手市全域を管轄していました。管内面積は33.95平方キロメートルであり、この範囲内で発生するあらゆる火災や救急事案に対応していました。

職員体制

職員定数は120人でした。これは、消防活動を円滑に進めるために必要な人員であり、消防署、分署、本部などで、それぞれの役割を担っていました。

消防署・分署

消防署は1カ所、分署は1カ所ありました。消防署は消防活動の中核を担い、分署は地域における初期対応を担いました。

主力機械（2006年4月1日現在）

普通消防ポンプ自動車：1台
水槽付消防ポンプ自動車：1台
化学消防自動車：1台
救急自動車：3台
救助工作車：1台
指令車：1台
広報車：1台
査察車：1台
資機材搬送車：1台
連絡車：3台
その他：3台

これらの車両は、消防活動の様々な場面で活躍し、市民の安全を守るために重要な役割を果たしていました。

沿革

1971年4月：幸手町消防本部を開設。この開設が、幸手市の消防体制の始まりでした。
1974年4月：幸手町消防署を開設。消防活動の中核を担う消防署が設置されました。
1975年4月：救急業務を開始。市民に対する救急医療サービスの提供が開始されました。
1976年12月：化学消防車を消防署に配備。特殊災害に対応するための車両が導入されました。
1984年4月：東分署を開設。消防・救急業務を開始。地域における消防・救急体制が強化されました。
1986年10月：市制施行。幸手市消防本部・幸手市消防署に改称。町から市への移行に伴い名称が変更されました。
1989年2月：救助工作車を消防署に配備。人命救助活動を強化するための車両が導入されました。
1993年4月：西分署を開設。消防・救急業務を開始。市西部における消防・救急体制が整備されました。
1995年4月：高規格救急車を消防署に配備。救急医療サービスの質の向上が図られました。
2006年4月：消防本部Webサイトを開設。情報公開と市民への情報提供が開始されました。
2008年4月：東分署を消防署に統合し廃止。組織の効率化のため、分署が統合されました。
2013年4月：幸手市消防本部・加須市消防本部・白岡市消防本部・杉戸町消防本部・久喜地区消防組合が統合され埼玉東部消防組合が発足したのに伴い解散。消防広域化に伴い、役割を終えました。

組織

本部

消防課
消防担当
庶務担当
予防担当
保安担当

消防署

本署
司令室
第一中隊
第二中隊

西分署

第一中隊
第二中隊

この組織体制は、効率的な消防活動を支え、地域住民の安全を確保するためのものでした。

参考文献

平成18年消防統計（幸手市消防本部）

関連項目

埼玉東部消防組合

外部リンク

* 幸手市消防本部


この情報は、幸手市消防本部が解散するまでの記録に基づいて作成されています。

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