広坂正美

広坂 正美（ひろさか まさみ）

概要

広坂正美（1970年2月26日生まれ）は、日本のラジコン操縦者であり開発者で、京都府を故郷としています。国際模型自動車連盟（IFMAR）が主催する世界選手権において、14回の優勝を成し遂げ、その名はラジコン界のレジェンドとして語り継がれています。

初期の生活とキャリアの始まり

彼のラジコンへの道は、父親がバイクレースの好きな影響を受けて始まりました。5歳のころからラジコンを操縦し始め、16歳の時には初めて全日本選手権のタイトルを手に入れました。この成功を皮切りに、彼はラジコン競技で次々と成果を上げ、日本国内ではトップに君臨する存在として知られるようになります。特に世界選手権では、1987年に初めて優勝を果たして以来、18年間もチャンピオンの座に君臨し続けました。彼は後に「中野浩一の世界選手権10連覇を意識していた」と語り、自身の成績が広く認知されることを望んでいました。

引退とその後の活動

2009年、広坂はプロとしての競技生活からの引退を発表しました。その後は、ラジコンメーカー「ヨコモ」の社員として、業界の発展に寄与しました。2019年9月まではヨコモで働き、その後は「G-FORCE」のスタッフとしても活動を続けています。さらに、ラジコン関連の競技団体の役員を務めるなど、競技の振興に注力しています。

メディアへの関与

2013年には、フジテレビ系の番組「ほこ×たて」において、対決内容がやらせであるという問題を告発しました。この出来事は、彼のキャリアだけでなく、ラジコンという競技の信頼性に影響を与えることとなりました。

人柄と背景

広坂正美の父、広坂正明もまた、モータースポーツやラジコンの関係者であり、鈴鹿サーキットを拠点にライダーとして活動していました。彼の父は、かつてチームヨコモのマネージャーを務め、家族としての支えも大きかったと言えます。また、元プロ野球選手の山本昌とも親交が深く、山本はシーズンオフの間などに広坂のもとを訪れ、技術指導を受けたことがあります。彼によれば、広坂正美は「世界を相手に戦ってきた人だけが持つオーラ」を放っており、そのカリスマ性は多くの人々に影響を与えています。

まとめ

広坂正美は、ラジコン業界において数多くの栄光を手にしつつ、引退後もその業界で重要な役割を果たし続けています。彼の功績は、これからの世代にも引き継がれ、ラジコン競技の発展に寄与し続けることでしょう。

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