広島ウインドオーケストラ

広島ウインドオーケストラは、広島県を中心に活動するプロフェッショナルの吹奏楽団です。1993年4月に、地元広島の優れた演奏家たちによって結成されました。初代音楽監督には山城宏樹が就任しています。

楽団は結成以来、地域社会への貢献を重視し、年2回の定期演奏会に加えて、学校公演や慰問コンサートなど、幅広い活動を展開してきました。これらの活動を通して、地域住民に音楽の楽しさを届け、文化的な交流を深めています。また、広島県内外からの依頼によるコンサートも積極的に行っており、その活動範囲は広がり続けています。

2011年には、著名な指揮者である下野竜也が音楽監督に就任し、楽団の活動は新たな展開を見せます。下野の就任以降、日本人作曲家による作品の演奏や、「芸術性を追求した吹奏楽」を核とした意欲的なプログラムが積極的に取り入れられるようになり、音楽界内外から注目を集めています。より高い音楽性を追求する姿勢は、楽団のレベルを飛躍的に向上させました。

2017年には、吹奏楽の世界的な祭典であるミッドウェスト・クリニックに招聘され、初の海外公演を実現しました。この公演は、広島ウインドオーケストラの国際的な評価を高める大きな契機となりました。

楽団は、CD制作にも力を入れています。2011年に発売されたCD「兼田敏　ウインドオーケストラのための交響曲」は、音楽専門誌「レコード芸術」の特選盤に選ばれ、さらに第49回レコード・アカデミー賞（特別部門 吹奏楽）を受賞しました。この受賞は、楽団の演奏技術の高さと、作品の芸術性が高く評価された結果と言えるでしょう。その他、2013年には日本管打・吹奏楽学会第23回アカデミー賞（演奏部門）、2015年には第35回広島文化賞、2014年度広島市民賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。

楽団の運営を支える主要な人物としては、理事長の小林泰一郎、副理事長の榎並繁、音楽監督の下野竜也などが挙げられます。また、名誉音楽顧問の木村吉宏、代表の荻原里香、プログラミングアドヴァイザーの国塩哲紀、総括プロデューサーの荻原忠浩、トレーニングエグゼクティブの中山隆崇、首席コンサートマスターの翁優子など、多くの人々が楽団の活動を支えています。

広島ウインドオーケストラは、地域に根差した活動を続けながら、常に高い音楽性を追求するプロフェッショナルな吹奏楽団として、今後ますますの活躍が期待されています。

小林泰一郎 - 理事長
榎並繁 - 副理事長
下野竜也 - 音楽監督
木村吉宏 - 名誉音楽顧問
荻原里香 - 代表
国塩哲紀 - プログラミングアドヴァイザー
荻原忠浩 - 総括プロデューサー
中山隆崇 - トレーニングエグゼクティブ
* 翁優子 - 首席コンサートマスター

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