広島市立安佐北中学校・高等学校

広島市立安佐北中学校・高等学校

広島市立安佐北中学校・高等学校は、広島県広島市安佐北区に位置する公立中高一貫校で、1984年に高等学校が開校し、2003年に中学校が設立されました。この学校は、文武両道をモットーにしており、学業と部活動が共存する教育環境を整えています。

教育方針

2007年度以降、安佐北中学校から安佐北高等学校に進学する生徒が増える中で、「安佐北の新しい教育」が開始されました。この教育プログラムでは、学力や進学力の向上を図りつつ、豊かな人間性や品格の育成を重視しています。特に、少人数クラスによる指導や、高校2年生からの特化した進路コース（国公立大学進学クラスや難関国公立大進学クラス）を設置し、個々の生徒のニーズに応えています。これにより、近年では国公立大学への進学者数が増加傾向にあるという成果も上がっています。

学校の歴史

安佐北中学校と高等学校は、1984年に安佐北高等学校が開校し、2003年に安佐北中学校が設立されたことに始まります。2004年には中学校の全学年が整い、高校生の呼称もそれぞれの学年に合わせて変えられました。2014年には、同じ敷地内に広島市立広島中等教育学校が開校し、さらなる教育の向上を目指しました。しかし、安佐北中学校は2016年に閉校し、その後も学校の発展が続いています。

学校の特徴

安佐北中学校・高等学校には、快適な学習環境を提供するために全教室に空調が整備され、生徒はコンピュータ教室で最新の技術を学ぶことができます。特に、昇陽館という宿泊施設では、勉強やクラブ活動の合宿など多様なシーンで利用されています。

生徒会活動と部活動

生徒会活動は中高ともに多彩で、文化、体育、厚生、図書、保健などの委員会が設けられています。また、部活動はすべての中学生に入部が義務付けられており、陸上競技部やサッカー部、吹奏楽部など幅広い選択肢があります。高等学校では、さらに多様な競技や文化部が活動しており、積極的な参加が奨励されています。

制服と学校生活

制服は、夏服と冬服があり、中高で色分けされている点が特徴です。学校生活は2学期制で行われ、前期・後期の2つの期に分かれています。昼食は生徒自身が持参したり、食堂やパン販売を利用したり、それぞれの選択によって楽しむことができます。

年間行事

年間行事には、新入生歓迎会や体育祭、文化祭、百人一首大会などがあり、全生徒が参加することで友人との交流を深められる機会が多く設けられています。また、カナダでのホームステイプログラムもあり、国際理解を深める機会も与えられています。

著名な出身者

数多くの著名な卒業生がいる中で、ミュージシャンの松木隆裕さんやプロ野球選手の近藤弘樹さんが挙げられ、学校の教育の質の高さを証明しています。

広島市立安佐北中学校・高等学校は、地域社会に貢献し続ける学校として、教育の先進性を追求しながら多くの生徒に愛されてきた歴史を持っています。

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