広島市立広島中等教育学校

広島市立広島中等教育学校

広島市立広島中等教育学校は、広島県広島市安佐北区三入東一丁目に位置する公立の中等教育学校で、2014年に開校しました。地域で初めての中等教育学校として、中高6年間の一貫教育を提供しています。略称は「市広」（いちひろ）で、その名は幅広い教育方針を反映しています。

教育の目標

本校の教育理念は、将来グローバル社会でリーダーとして活躍し、周囲の人々の幸福へ貢献できる人材の育成です。このため、「立志（LISI）プロジェクト」を通じて、リーダーシップ教育、伝統文化の継承、知的探究活動、そしてコミュニケーション能力の強化に力を入れています。

教育課程

教育活動は3つのステージ、すなわちファーストステージ（1・2年生）、セカンドステージ（3・4年生）、ファイナルステージ（5・6年生）に分かれています。学力向上に向けて、少人数クラス編成、習熟度別授業、補習授業などの特色があります。中等教育学校の前期課程（1〜3年生）と後期課程（4〜6年生）、全日制普通科が整備されています。

沿革

本校は2013年に設立が決まり、2014年4月に開校しました。同年、最初の卒業生を送り出しました。

部活動

生徒たちは多様な部活動に参加しており、陸上競技部やサッカー部、テニス部、剣道部など、体育系と文化系の約20の部活動があります。例えば、吹奏楽部や演劇部、美術･陶芸部などもあり、生徒たちは自らのスキルを磨き、友人との絆を深めることができます。

制服

冬服はブレザーを基本とし、女子はリボン、男子はネクタイを着用します。夏服は女子がブラウス、男子がカッターシャツを選択できる自由なスタイルになっており、2021年にはポロシャツも新たに採用されました。生徒の体調や気温に応じて服装を選ぶことができ、快適な学校生活が送れるよう配慮されています。

年間行事

学校行事は、入学式、オリエンテーション研修、体育祭、昇陽祭、合唱祭、さらには海外修学旅行など、多彩なイベントが計画されています。特に、5年生の海外修学旅行ではオーストラリアでの体験を通じて国際理解が深められます。

LISIプロジェクト

教育方針の柱となるLISIプロジェクトは、Leadership（リーダーシップ）、Identity（アイデンティティ）、Search（探究）、International（国際理解）の4つを基にしています。生徒たちはこのプロジェクトを通じて、論理的思考や研究発表のスキルを育むことが期待されています。

英語多読（ER）

1年生から3年生までの生徒は、週1回の英語多読を通じて、英語での読解力を高めます。実際の英語を辞書なしで理解する力が養われるため、言語を越えたコミュニケーション能力アップに繋がります。

いちひろ探究活動

3年生から4年生までの約1年間、自ら設定したテーマで研究を行い、成果を論文とパワーポイントで発表します。この探究活動を通じて、生徒たちは自己の興味を深め、学問への飽くなき探求心が養われます。

結論

広島市立広島中等教育学校は、教育の質、部活動、行事を融合させた豊かな学校生活を提供しており、生徒たちが成長し、未来社会で活躍できる力を育む場となっています。

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