広島県立安古市高等学校

広島県立安古市高等学校の概要

広島県立安古市高等学校（ひろしまけんりつ やすふるいちこうとうがっこう）は、広島市安佐南区毘沙門台に位置する公立の高等学校で、1975年に開校しました。2020年4月時点での生徒数は946名で、その内訳は男子415名、女子531名となっています。この学校は、進学実績が高いことで知られており、特に広島大学への進学者数は県内でもトップクラスです。このような背景から、遠方の地域からも多くの受験生が集まり、広島市における代表的な進学校の1つとされています。

カリキュラムと教育方針

安古市高等学校は、生徒の自主性を重んじる教育方針を掲げており、探究コアスクール（トップリーダーハイスクール）の指定を受けていることからも、その教育の質が伺えます。授業は、1時限65分という長めの時間設定で行われており、普通の高校よりも多くの時間をかけることで、より深い学びを実現しています。また、年間を通じて様々な学校行事があり、特に文化祭と体育祭は地域の人々にも広く知られたイベントです。

学校行事の特色

特筆すべきは、毎年6月に行われる文化祭です。このイベントは県内でも高く評価されており、毎年多くのメディアが取材に訪れます。文化祭に向けては、2年生と3年生が同じクラスであることを活かし、早い段階から準備を始めます。生徒会主催の開・閉会式は、特に盛り上がりがあり、体育館が揺れるほどの歓声が上がります。その他にも、体育祭やさまざまな発表会など、生徒が自ら企画し実行する行事が多数あります。

部活動の活発性

安古市高等学校では、約8割の生徒が部活動に参加しており、学業との両立に努めています。運動部、文化部ともに多彩な選択肢があり、特に競技スポーツにおいては全国大会に出場する部も見受けられます。運動部には男子・女子バレーボール部、陸上競技部、サッカー部などがあり、文化部には吹奏楽部や演劇部、茶華道部があり、多くの生徒が活動しています。

著名な卒業生と地域貢献

また、安古市高等学校の卒業生には、フリーアナウンサーの魚住りえさんや女優の戸田菜穂さんなど、さまざまな分野で活躍する人々がいます。地域との結びつきも強く、学校行事に地域住民を招くことで、外部との交流を大切にしています。このように、安古市高等学校は単なる学びの場にとどまらず、生徒たちが自主性を持って成長するための環境が整った学校です。

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