広島県道385号内浦箱崎港線

広島県道385号内浦箱崎港線について

広島県道385号内浦箱崎港線は、広島県福山市内に位置する一般県道です。福山市の南東部、内海町にある田島地域を主な通過地としており、その名称が示す通り、内浦地区と箱崎港を結んでいます。

この路線の正式名称は「ひろしまけんどう385ごう うちうらはこざきこうせん」と読みます。

路線データ

本路線の具体的なデータは以下の通りです。

起点: 福山市内海町（広島県道386号田島循環線との交差点）
終点: 福山市内海町（箱崎港）
総延長: 約3.6キロメートル

起点は内海町の田島地区に位置し、内海町内を周回する広島県道386号田島循環線から分岐する形で始まります。終点は同じく内海町の箱崎港に定められています。

歴史

広島県道385号内浦箱崎港線は、比較的歴史の新しい県道の一つです。

認定: 1982年（昭和57年）3月23日に、広島県の告示第323号によって正式に県道として認定されました。
前身: この路線の成立以前は、広島県道386号箱崎横田港線の一部でした。その後、路線の再編が行われ、箱崎横田港線のうち、現在の内浦箱崎港線となった区間以外の部分は、広島県道386号田島循環線および広島県道391号内海沼隈線として再編成されました。このように、複数の県道に分割・再編される形で現在の姿に至っています。
地名表記の変更: 2003年（平成15年）2月3日には、当時独立した自治体であった沼隈郡内海町が福山市に編入合併されました。これに伴い、本路線の起点および終点の所在地表記が、「沼隈郡内海町」から「福山市内海町」へと変更されています。

路線状況と地理

本路線は、福山市内海町のみを通過します。他の市町村を跨ぐことはありません。

路線の大部分は比較的通行しやすい区間となっていますが、沿線にあるクレセントビーチの先には、一部道幅が狭くなるいわゆる「狭隘（きょうあい）区間」が存在します。しかし、この狭隘区間については、近くを通る市道を利用することで迂回することが可能です。

地理的に重要な点として、本路線は以下の主要な地点や施設を結んでいます。

通過する自治体:
福山市

交差する道路:
広島県道386号田島循環線（起点）

沿線:
福山市役所 内海支所内浦分所
内浦郵便局
クレセントビーチ
* 箱崎港

これらの施設は、内海町内の住民生活や観光において重要な役割を果たしており、広島県道385号内浦箱崎港線は、これらの地点へのアクセスルートとして利用されています。特に、箱崎港は地域の交通結節点の一つであり、クレセントビーチは観光客が多く訪れる場所です。福山市役所の支所や郵便局といった生活関連施設も沿線に位置しており、地域住民にとって欠かせない道路となっています。

総延長は約3.6キロメートルと比較的短い県道ですが、地域の生活や経済、そして観光にとって重要な役割を担っています。

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