広島県道460号栗谷河津原線

広島県道460号 栗谷河津原線

広島県道460号栗谷河津原線は、広島県西部に位置する大竹市と廿日市市を結ぶ一般県道として指定されています。地域の生活道路としての役割に加え、沿線には特定の施設へのアクセス路としての側面も持ち合わせています。

概要

この路線の起点は、大竹市栗谷町大栗林に位置しており、国道186号と接続しています。また、起点はこの県道の他に広島県道289号栗谷大野線の起点も兼ねています。

一方、終点は廿日市市河津原に設定されています。具体的には河津原交差点であり、ここでは広島県道30号廿日市佐伯線と接続しています。また、この終点を含む区間は広島県道42号大竹湯来線との重複区間となっています。

路線全体の実際の長さは約5.8キロメートルと比較的短い県道です。

路線状況

広島県道460号の最も特徴的な点は、その経路が廿日市市域内に存在する大竹市の飛地を通過していることにあります。この地理的な特性のため、路線は短いながらも広島県大竹市と廿日市市の境界線を非常に頻繁に通過します。

具体的には、他の県道と経路を共有する重複区間において13回、そして単独で県道460号として指定されている区間においても3回、合計で実に16回もの市境を越えることになります。これは他の多くの路線には見られない特異な状況と言えるでしょう。

道路状況については、特に他の路線と重複しない単独区間において、道幅が狭くなっている箇所が存在します。この狭隘な区間では、大型の車両が円滑に通行することが困難な状況となっており、通行の際には注意が必要です。

重複区間

広島県道460号栗谷河津原線には、以下の重複区間が存在します。

広島県道289号栗谷大野線: 起点である大竹市栗谷町大栗林から、廿日市市大野にかけての区間。この重複区間内で頻繁に市境を通過します。
広島県道42号大竹湯来線: 廿日市市友田から、終点である廿日市市河津原の河津原交差点までの区間。終点は県道42号上にある形になります。

地理

本路線が通過する自治体は以下の通りです。

広島県大竹市
広島県廿日市市

路線は両市の境界を複雑に行き来しながら進みます。

交差する道路

広島県道460号と直接交差する、あるいは接続する主要な道路は以下の通りです。（※重複区間は除くか、起点・終点での接続として記載）

国道186号: 起点である大竹市栗谷町大栗林で接続します。
広島県道289号栗谷大野線: 起点で接続し、廿日市市大野まで重複します。
広島県道42号大竹湯来線: 廿日市市友田から終点まで重複し、終点で接続します。
広島県道30号廿日市佐伯線: 終点である廿日市市河津原の河津原交差点で接続します。

沿線

本路線の沿線には、以下のような施設や名所が存在します。

大竹市役所 栗谷支所: 起点近くに位置し、地域の行政サービス拠点となっています。
広島紅葉カントリークラブ: ゴルフ場へのアクセス路として利用されることがあります。
* 蛇喰岩: 沿線近くにある景勝地。

広島県道460号は、その短いながらも複雑な経路と頻繁な市境越えというユニークな特徴を持つ路線です。地域の住民生活を支える一方、一部区間の狭隘性から通行には注意が必要な箇所もあります。沿線には地域の施設や自然も見られ、様々な側面を持つ県道と言えるでしょう。

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