広瀬麻知子

広瀬 麻知子

1987年10月24日生まれ。千葉県我孫子市出身の元静岡朝日テレビアナウンサーです。夫はプロサッカー選手の河井陽介。

経歴

江戸川学園取手高等学校を経て、2010年3月に学習院大学理学部化学科を卒業。大学在学中は化学の分野、特に4年生時には生命科学研究所でGタンパク質の研究に打ち込む傍ら、ラクロス部のマネージャーとしても活動。また、BSフジの『BSフジNEWS』では14期学生キャスターを務めるなど、学生時代から多方面で才能を発揮しました。

幼少期から学生時代にかけては剣道に励み、二段の腕前。加えて、珠算二級の資格も所有しています。こうした文武両道、理系・文化系問わず幅広い経験は、後にアナウンサーとしての活動にも活かされることになります。

2010年4月、大学卒業と同年に静岡朝日テレビに入社しました。

アナウンサーとして

静岡朝日テレビ在籍中、広瀬麻知子アナウンサーは多くの番組で活躍しましたが、特に代表的なのは『ピエール瀧のしょんないTV』です。この番組では、共演者や視聴者からも「おバカ」と称される愛すべきキャラクターで親しまれ、番組進行役として欠かせない存在となりました。飾らない、時には天然ともとれる言動は、彼女の大きな魅力の一つでした。

『しょんないTV』への出演をきっかけに、プラモデル製作が趣味になったというエピソードは有名で、地元のプラモデル店に番組企画で工具の出前を頼むほど熱中していました。また、同番組ではグルメリポートの機会も多かったのですが、独特な味覚の持ち主として「味覚センサー故障中」と冗談交じりにいじられることも。そのためか、食感を中心に感想を述べることが多く、それが彼女のグルメリポートの持ち味となりました。一方で、嗅覚には自信を持っており、科学的な検証で平均より優れていることが証明されています。

この他、『サタハピ しずおか』や『サタハピ ぷらす』ではMCを担当。『とびっきり!しずおか』ではローカルニュースのキャスターを務めるなど、報道から情報、バラエティまで幅広いジャンルの番組で活躍しました。静岡県内のニュース番組『ANNあさひテレビニュース』も担当しています。

静岡朝日テレビ制作の番組に加え、ABCテレビの『朝だ!生です旅サラダ』の中継リポーターや、他系列局との共同制作番組にも多数出演。TBSの『A-Studio』やテレビ朝日の『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』など、全国ネットの人気番組にもゲストとして登場し、その個性的なキャラクターで注目を集めました。また、テレビ朝日のドラマスペシャル『事件救命医〜IMATの奇跡〜』にはナース役で出演した経験もあります。

プライベートと退社

2018年1月11日、プロサッカー選手の河井陽介氏（当時は清水エスパルス所属、後にファジアーノ岡山を経て現在はカターレ富山所属）と結婚したことを、同月25日に発表しました。家族は両親と二人の兄がいます。

2019年12月、『とびっきり!しずおか』の番組内で、第1子妊娠に伴い年内での産前産後休業入りを発表。さらに、2020年春に控えた出産とその後の子育てに専念するため、静岡朝日テレビを退社する意向も同時に表明しました。

2020年2月27日に第1子となる長男を出産。予定通り同年3月末をもって、約10年間勤めた静岡朝日テレビを退社しました。

その後、2022年8月12日には第2子となる長女を出産し、現在は二児の母として子育てに専念しています。退社後も、2022年12月からはウェブメディア「SHIZUOKA Life」でコラムを連載するなど、新たな形で発信活動を行っています。過去には2011年夏に『日刊スポーツ』紙面で「アナグラ」というコラムを担当したこともあります。

もう一度検索