広野インターチェンジ

広野インターチェンジについて

広野インターチェンジ（ひろのインターチェンジ）は、福島県双葉郡広野町上北迫に位置する、常磐自動車道のインターチェンジです。広野町の中心部からはやや離れており、隣接する楢葉町との境界付近にあります。このインターチェンジの北側、広野町と楢葉町の境界付近を境に、常磐自動車道は仙台方面が暫定2車線、三郷方面が完成4車線へと変化します。

概要

広野インターチェンジの建設には、約410億円の事業費が投じられました。特筆すべき点として、東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の影響により、一時的に当インターチェンジと常磐富岡インターチェンジ間が長期間閉鎖されました。特に、常磐富岡インターチェンジは事故発生当初、居住制限区域（当初は警戒区域）に指定されていたため、復旧工事は難航しました。

しかし、2012年2月より復旧工事が開始され、当初は楢葉パーキングエリアまでの区間が2013年1月に再開予定でした。その後の除染作業の進捗により、常磐富岡インターチェンジまでの工事が通しで行われ、2014年2月22日に広野インターチェンジと常磐富岡インターチェンジ間の通行が再開されました。

歴史

広野インターチェンジの歴史は以下の通りです。

1993年（平成5年）11月：いわき四倉インターチェンジから常磐富岡インターチェンジ間において、工事の命令が下されました。
2002年（平成14年）3月23日：いわき四倉インターチェンジから広野インターチェンジ間の開通に伴い、供用が開始されました。
2004年（平成16年）4月14日：広野インターチェンジから常磐富岡インターチェンジ間が開通しました。
2011年（平成23年）3月11日：東日本大震災および福島第一原子力発電所事故が発生し、広野インターチェンジから常磐富岡インターチェンジ間が通行止めとなりました。
2014年（平成26年）2月22日：広野インターチェンジから常磐富岡インターチェンジ間の通行が再開されました。

周辺情報

広野インターチェンジは、福島第一原子力発電所事故後、2015年9月4日まで避難指示解除準備区域（2012年8月10日までは警戒区域）の境界線上に位置していました。2011年4月21日までは福島第二原子力発電所の異常に関連する避難指示区域でしたが、発電所の安全が確認されたため、解除されました。

周辺施設としては、以下のものがあります。

Jヴィレッジ
道の駅ならは
二ツ沼総合運動公園
岩沢海水浴場
天神岬公園
楢葉南工業団地
広野工業団地
JR東日本・常磐線
Jヴィレッジ駅
木戸駅

道路情報

広野インターチェンジは、E6 常磐自動車道の一部（19番）です。

接続する道路

直接接続：福島県道393号上北迫下北迫線
間接接続：国道6号

インターチェンジから国道6号を経由してJヴィレッジに至る道路は、「トルシエ通り」と名付けられています。

料金所

料金所には、合計4つのブースがあります。

入口
ETC専用：1
一般：1
出口
ETC専用：1
一般：1

隣接するインターチェンジ

E6 常磐自動車道において、広野インターチェンジは以下のインターチェンジに挟まれています。

(18) いわき四倉IC
(19) 広野IC
(19-1) ならはPA/SIC
* (20) 常磐富岡IC



この情報は、広野インターチェンジに関する詳細な情報を提供しており、利用者の理解を助けることを目的としています。

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