庄川水記念公園

庄川水記念公園：四季折々の魅力と恋のパワースポット

富山県砺波市の庄川に沿って広がる庄川水記念公園は、地元では親しみを込めて「水公園」と呼ばれ、多くの人々に愛される憩いの場です。かつて「全町水公園化構想」という壮大な計画のシンボルとして誕生したこの公園は、豊かな自然と多様な施設、そして年間を通して開催される多彩なイベントが魅力です。

自然と一体となった公園設計

公園の周囲には、コシノヒガンザクラが数多く植樹されており、春には公園全体が桜色に染まります。この美しい景観は「富山さくらの名所70選」にも選ばれており、毎年4月には「庄川峡桜まつり」が開催され、多くの観光客で賑わいます。桜の季節以外にも、新緑の美しい春、清流が輝く夏、紅葉が美しい秋と、四季を通じて変化に富んだ自然を楽しむことができます。

多様な施設とイベント

公園内には、庄川特産館、庄川ウッドプラザ、庄川ふれあいプラザなど、地元の伝統工芸品や特産品を展示・販売する施設が充実しており、観光の拠点として最適です。庄川ウッドプラザでは、地元の木工製品を購入したり、喫茶コーナーで休憩したりすることができます。また、松村外次郎記念庄川美術館や庄川水資料館（アクアなないろ館）なども併設されており、文化に触れる機会も豊富です。

年間を通して様々なイベントも開催されています。春の「庄川峡桜まつり」や「庄川木工まつり」、夏の「庄川水まつり」、秋の「庄川ゆずまつり」など、季節感あふれるイベントが来園者を楽しませます。さらに、週末には「チューリップの花びら足湯」や「ウッドバザール」「KOI恋ウッドマルシェ」「ライブウッド」などの定期イベントも開催され、何度訪れても飽きることがありません。

恋のパワースポット「鯉恋の宮」

毎年1月7日には、公園内遊歩道にて厄年を迎える金屋神明宮の氏子が「厄払い鯉の放流」を行います。このことから、園内の「鯉恋の宮」は、鯉に願いをかけて恋を叶えるパワースポットとして知られています。多くのカップルが訪れ、幸せを願う姿が見られます。

公園の歴史と未来

庄川水記念公園の計画は1980年から始まり、1986年の第1次オープンを経て、1989年には松村外次郎記念庄川美術館が開館し、全ての施設が完成しました。その後も施設の改修や新たなイベントの開催など、常に進化を続けています。2024年には再整備計画が承認され、駐車スペースの拡大や新たなゾーンの整備などが予定されています。

周辺観光情報

公園周辺には、庄川温泉郷や道の駅庄川、ゆずの郷やまぶき、庄川清流パークなど、多くの観光スポットがあります。公園を拠点に、これらの観光地を巡るのもおすすめです。

庄川水記念公園は、自然、文化、イベントが融合した魅力的な観光スポットです。四季折々の美しい景観と、多様な施設、そして活気あふれるイベントを通じて、忘れられない思い出を創造できる場所と言えるでしょう。

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