廣瀬典昭

廣瀬典昭

廣瀬典昭氏は、1945年7月30日に生まれました。日本の土木工学者であり、実業家としても知られています。静岡県浜松市で生まれ、静岡県立浜松北高等学校を卒業後、東京大学工学部土木工学科に進学しました。

学歴と職歴

1968年、東京大学を卒業後、日本工営株式会社に入社しました。その後、アメリカのスタンフォード大学で土木工学の修士号を取得しています。日本工営では、インドネシア、マレーシア、フィリピンといった東南アジア地域を中心に、水資源開発や防災事業のコンサルタントとして活躍しました。

2008年には日本工営の代表取締役社長に就任し、2014年には会長に就任しました。長年にわたり、同社の発展に大きく貢献しました。

土木学会での活動

廣瀬氏は、土木学会においても数々の要職を歴任しています。水工学委員会委員、コンサルタント委員会委員長、建設マネジメント委員会副委員長、論説委員会委員、理事、そして会長などを務めました。その専門知識と経験を活かし、土木工学の発展に尽力しました。

防災分野での貢献

土木学会会長在任中には、防災学術連携体の代表幹事に就任し、2016年の熊本地震発生時には、緊急調査を指揮しました。また、土木広報センターの設置や、アジア土木学協会連合協議会への防災に関する新技術委員会の設置にも貢献するなど、防災分野においてもそのリーダーシップを発揮しました。

受章

廣瀬氏は、長年の土木工学分野への貢献が認められ、2017年に旭日中綬章を受章しました。

廣瀬典昭氏は、土木工学における深い知識と豊富な経験に基づき、国内外の社会基盤整備、防災対策に貢献してきた人物です。その幅広い活動は、学術界、実業界の両面において、高く評価されています。

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