廣瀬大貴

廣瀨大貴（ひろせだいき）は、1991年10月6日生まれ、京都府出身の日本の陸上競技選手です。洛南高校を経て明治大学経営学部を卒業後、大阪ガスに所属しています。

大学時代：箱根駅伝での活躍

廣瀨選手は、明治大学在籍中に箱根駅伝に4年連続で出場し、いずれも山下りの6区を担当しました。1年時の第87回大会では区間17位でしたが、2年時には区間8位、3年時には区間2位と着実に順位を上げました。そして4年時の第90回大会では、58分16秒という好タイムで区間賞を獲得しました。このタイムは、当時の区間記録保持者であった千葉健太選手（駒澤大学卒）の記録にわずか5秒差に迫るものでした。この活躍は、彼の駅伝に対する適性と成長を強く印象付けました。

実業団入り：大阪ガスでの躍進

大学卒業後、廣瀨選手は地元関西の大阪ガスに入社しました。入社1年目の2014年、関西実業団対抗駅伝競走大会でチームを牽引し、大阪ガスを55年ぶりとなる全日本実業団駅伝出場に導きました。この活躍により、廣瀨選手は駅伝選手としての評価を確固たるものとしました。

トラック種目での才能開花

大阪ガス入社後、廣瀨選手は駅伝だけでなく、トラック種目でも才能を開花させました。特に1500mでは目覚ましい活躍を見せ、日本陸上競技選手権大会では、入社1年目の第98回大会（2014年）と入社2年目の第99回大会（2015年）で2年連続準優勝を果たしました。また、2015年にはアジア陸上競技選手権大会にも同種目で出場し、4位入賞という成績を収め、国際舞台でもその実力を証明しました。

自己ベスト記録

廣瀨選手の主な自己ベスト記録は以下の通りです。

1500m - 3分42秒15
5000m - 13分42秒59
10000m - 28分47秒31
ハーフマラソン - 1時間03分44秒


これらの記録からもわかるように、廣瀨選手は中距離から長距離まで幅広い種目で高い能力を発揮する、非常に才能豊かな選手であると言えるでしょう。

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