延岡市立熊野江小学校

延岡市立熊野江小学校の概要

延岡市立熊野江小学校は、宮崎県延岡市熊野江町に位置する公立の小学校です。1874年に創立され、1955年に現在の校名に改称されました。130年以上もの歴史を持つ学校は、2024年に百五十周年を迎え、地域の教育に大きな貢献を果たしています。

校訓と校章

この学校の校訓は「汗いっぱい・心いっぱい・知恵いっぱい」です。こうした精神は、生徒たちに対して多様な体験を通じて知識や人間性を育むことを目指しています。また、校章には「熊小」という略称が中央に縦書きで配されており、学校のアイデンティティを示しています。

校歌の歴史

校歌は1955年に作られ、作詞を横山寛、作曲を蓑毛慶栄が手掛けました。歌詞は3番まであり、それぞれの歌詞には学校名の「熊野江」が含まれているため、地域とのつながりを感じられます。

通学区域

通学区域は延岡市の熊野江町および須美江町を含み、卒業後は延岡市立南浦中学校への進学が一般的です。地域に密着した教育が展開されています。

沿革を辿る

熊野江小学校の歴史は1874年に遡ります。創立当初は熊野江村中村にて「熊野江小学校」としてスタートしました。1882年には須怒江小学校を統合し、須怒江分校となりました。数回の名称変更を経て、1892年には「熊野江尋常小学校」と改称されました。

1901年には新校舎が完成し、1907年には須怒江尋常小学校を統合していました。また、1919年には木造校舎の増築も行われ、学校の発展が見て取れます。

その後、1941年の国民学校令施行に伴い、「南浦村熊野江国民学校」と改名。1947年には六・三制が導入され、新制小学校へと移行しました。1955年、延岡市の編入により「延岡市立熊野江小学校」として現在の名称に変更されました。

再編と近年の取り組み

2003年には延岡市立須美江小学校を統合し、更に教育環境の充実を図りました。また、2011年には熊野江小中学校合同PTAが設立され、地域とのつながりを大切にしています。

未来への展望

2024年には創立150周年を迎える熊野江小学校。新たな挑戦や教育の充実を追求しながら、地域に根ざした学校として更なる飛躍が期待されています。今後も生徒たちの成長を支えるための教育活動を続けていくことでしょう。

交通アクセスと周辺環境

小学校へのアクセスは、最寄りのバス停留所「給食センター前」からの利用が便利です。周辺には、延岡市立南浦中学校や熊野江神社、熊野江川、熊野江海水浴場など、多くの施設が点在しており、教育だけでなく地域社会への貢献も意識されています。

延岡市立熊野江小学校は、地域に根ざした教育を目指し、未来の担い手を育成する重要な役割を果たしています。

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