延岡市立美々地小学校

延岡市立美々地小学校の歴史と沿革

延岡市立美々地小学校は、宮崎県延岡市北方町美々地未に位置していた公立の小学校です。1899年に創立され、2014年3月31日をもって閉校しました。この学校は、地元の文化と教育の面で重要な役割を果たしてきました。

概要と歴史

美々地小学校の起源は、1894年に設置された「椎畑尋常小学校美々地分教場」にさかのぼります。1899年には独立した「美々地尋常小学校」として開校し、2009年には110周年を迎えました。学校の設立当初は、地元の槇峰鉱山の隆盛によって児童数は700名を超えましたが、鉱山の閉山に伴い、児童数は急激に減少しました。

美々地小学校は、2014年に地域の他の小学校と統合され、小中一貫校「延岡市立北方学園」となり、113年の歴史を閉じました。

校章と校歌

校章は桜の花弁を背景に、「美」の字が下に、「小」の字が上に重ねられたデザインが特徴です。校歌は小嶋政一郎が作詞、海老原吉之が作曲し、3番までの歌詞の中に校名「美々地」が含まれています。

通学区域

通学区域は「三ヶ村、美々地、菅原、槇峰、日平、下鹿川、上鹿川」などで、中学校区は延岡市立北方中学校でした。多くの地域のこどもたちがこの学校に通い、さまざまな思い出を作ったことでしょう。

沿革

美々地小学校の沿革は、以下のように続いています。

• - 1894年12月: 椎畑尋常小学校美々地分教場が設立。
• - 1899年5月1日: 美々地尋常小学校が開校。
• - 1918年4月: 私立日平尋常高等小学校を統合。
• - 1941年4月1日: 国民学校令施行により「北方村美々地国民学校」と改称。
• - 1947年4月1日: 学制改革により「北方村立美々地小学校」に改組。
• - 1970年11月3日: 北方村の町制施行に伴い、「北方町立美々地小学校」と改称。
• - 2006年2月20日: 延岡市との合併により、最終名の「延岡市立美々地小学校」に改称。
• - 2014年3月31日: 閉校。最終年度の児童数は14名でした。

このように、美々地小学校は長い歴史を持ち、多くの地域の人々に愛されてきました。その閉校は地域にとって大きな悲しみであり、時代の変遷を象徴する出来事となりました。教育の場としての役割を終えた美々地小学校は、今でも多くの卒業生たちの心に残り続けています。

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