建武 (東晋)

建武（けんぶ）

建武は、中国の東晋王朝において、元帝司馬睿が晋王であった時に使用された最初の元号です。317年から318年までの短い期間に使用されました。

元号の由来と変遷

317年3月9日、安東将軍であった司馬睿が晋王に即位した際に、元号が「建武」と定められました。これは東晋王朝の始まりを告げるものでした。しかし、その翌年の318年3月10日、司馬睿が皇帝として即位したことに伴い、元号は「大興」へと改元されました。

建武期の出来事

建武元年（317年）
3月9日：安東将軍司馬睿が晋王に即位し、元号を「建武」と定める。

建武2年（318年）
3月10日：晋王司馬睿が皇帝に即位し、元号を「大興」と改める。

西暦・干支との対照表

他元号との対照表

参考文献

『中国歴代年号考』李崇智（中華書局 2004年）

関連項目

元号一覧 (中国)
* 他王朝の建武（曖昧さ回避）


建武という元号は、東晋の創始者である司馬睿が、晋王として短い間使用したもので、その後の東晋の歴史において重要な意味を持っています。司馬睿の皇帝即位と同時に「大興」へと改元されたことから、この「建武」の元号が使われた期間は、わずか2年という短いものでした。


この元号は、中国史における王朝の変遷や元号制度を理解する上で重要な手がかりとなります。また、東晋の成立という歴史的な転換期を象徴する元号でもあります。他の王朝にも「建武」という元号が使われており、それらとの区別をする必要があります。

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