弘前大学教育学部附属中学校

弘前大学教育学部附属中学校の概要

弘前大学教育学部附属中学校は、青森県弘前市に位置する国立の中学校です。この学校は、弘前大学教育学部附属の一環として1948年に設立され、当初は「青森師範学校附属中学校」という名称でした。学校は、附属幼稚園や附属小学校に隣接しており、共通の教育理念を基にした一貫教育を提供しています。

歴史

学校の歴史は1948年にさかのぼります。設立当初は青森師範学校附属中学校としてスタートし、次第に弘前大学が発足すると同時にその附属校に位置付けられました。1949年には教育制度の改正により、新たに「弘前大学青森師範学校附属弘前中学校」と命名されました。その後も、弘前地域では複数の附属中学校が存在しましたが、1965年から1966年にかけて自校と隣接する駒越や野辺地の中学校と合併し、現在の「弘前大学教育学部附属中学校」に統合されました。2013年には設立から65周年を迎え、これまでの教育の歩みを振り返る機会が設けられました。

教育理念と校章

この中学校の教育目標は「自主・創造・気品」です。この方針の下、学生たちは自らの意志で行動し、新しいアイディアを生み出し、高い品格を持って社会に貢献することが期待されています。校章や校歌にも、そうした理念が色濃く反映されています。

校歌は作詞・小野正文、作曲・伊藤秀俊によって作成され、全3番構成で学校名は直接歌詞には含まれていません。一方で、生徒たちが歌う「根っこの歌」という別の歌もあり、こちらには「附中」という言葉が登場します。

通学地域と進学

弘前大学教育学部附属中学校は弘前市だけでなく、広い地域から生徒が通学しています。進学については、附属の高校が存在しないため、ほとんどの生徒が外部の高校へ進学します。多くの生徒が青森県立弘前高等学校へ進学し、その出身中学校の中でも特に多くの学生が在籍することから、地域の中での重要な教育機関となっています。

学校の沿革

この学校は、1948年に青森師範学校附属弘前中学校として開校しました。以来、永きにわたって地域の教育を支え続け、幾度の転換を経て現在の形となっています。1965年には附属駒越中学校の統合、1966年には附属野辺地中学校との統合を経て唯一の附属中学校となり、現在に至っています。

さらに、設立後から続く学校行事や施設の充実にも力を入れています。例えば、体育館や野球場、テニスコートなど、同校の生徒たちが健全に成長するための環境も整えられています。年度によっては、新しい制度や通学時のルールが導入され、生徒たちの安全と学びの充実が図られています。

部活動

学校には様々な運動部や文化部があり、学業だけでなく、多様な活動を通じて学生たちの成長をサポートしています。運動部には野球部、サッカー部、陸上部、バレーボール部などがあり、文化部には美術部や演劇部、オーケストラ部などがあります。それぞれの部活動は生徒たちの成長や友情を育む場として大きな役割を果たしています。

主な出身者

この学校からは、プロレスラーの船木誠勝や女優の駒井蓮など、さまざまな分野で活躍する卒業生が輩出されています。彼らの活躍は、弘前大学教育学部附属中学校の教育の成果の一端を示しています。

弘前大学教育学部附属中学校は、地域に根ざした教育を提供し、未来への道を開く重要な役割を担っています。教育理念のもと、これからも多くの生徒を次のステップへと送り出していくことでしょう。

もう一度検索