張碩元

張 碩元（チャン ソグォン）は、1989年8月11日に大韓民国で生まれたプロサッカー選手で、主にディフェンダーとしてプレーしています。彼のサッカーキャリアは、高校時代から始まり、豊生高等学校を卒業後、檀国大学校に進学。大学在学中の2009年には、韓国U-20代表チームに選ばれ、水原コンチネンタルカップやFIFA U-20ワールドカップにも出場しました。特に、U-20ワールドカップではチームのベスト8進出に寄与しました。

2010年、張はプロサッカーの舞台に足を踏み入れ、城南一和天馬に入団します。初めてのプロ出場は、同年5月8日の全南ドラゴンズ戦で、2-0のリード中の後半に途中出場し、見事なプロデビューを果たしました。その後、9月にはアジア競技大会においてU-23韓国代表として銅メダル獲得に貢献。彼のキャリア初期は順調に進みました。

2012年、兵役に服するため、尚州尚武FCに移籍し、2年間の兵役を全う。その後、2014年に城南FCに復帰し、チームに戻りました。張はこの時期を経て、さらなる成長を遂げていきました。

2017年に初めて海外挑戦を果たし、日本のJ2リーグに所属するファジアーノ岡山FCに完全移籍。10月14日の水戸ホーリーホック戦でリーグ戦初出場を果たしましたが、同月26日の練習中に負傷し、結局、そのシーズンでは2試合のみの出場となりました。この年、以降も試練が続き、契約満了によってチームを離れることとなりました。

2019年、張はマレーシアのムラカ・ユナイテッドSAに加入し、新たな挑戦を開始しました。さらに2021年12月にはケダ・ダルル・アマンFCに移籍するなど、国を超えたプレーをしてきました。

彼の代表歴においても、2009年の水原コンチネンタルカップに優勝し、FIFA U-20ワールドカップではベスト8に進出。2010年のアジア競技大会では、U-23韓国代表としてメダル獲得に貢献し、個人としても数々のタイトルや経験を積んできました。彼が所属した城南FCでは、2014年にFAカップで優勝の栄冠を得ており、サッカー選手としての確かな実績を残しています。

このように、張 碩元は韓国のサッカー界を代表する選手の一人であり、そのキャリアは多岐にわたります。彼の経験と技術は、さまざまなチームで培われ、今後もさらなる活躍が期待される選手です。

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