張紫音

張紫音 - 日本のバレーボール界を彩った選手

基本情報

張 紫音（ちょう しおん）は、1985年8月2日に生まれた日本の元女子バレーボール選手です。彼女の旧名は張 芳赫（ちょう ほうかく）であり、中国の天津市にルーツを持っています。選手としてのキャリアを通じて、彼女は特にその卓越したスキルと数々の受賞歴で知られています。

来歴

中学2年生の際に友人の影響を受けて、バレーボールを始めた彼女は、日本での高校生活に進むことを決意し、山口県の誠英高校にバレー留学しました。在籍中には同級生の井野亜季子と共に、春の高校バレーやインターハイといった重要な大会に出場し、高い競技力を身に付けていきました。

その後、嘉悦女子短期大学に進学し、2006年の全日本インカレでは準優勝の成績を収め、ブロック賞も獲得しました。このような成果が評価され、2007年には強化チームであるこまちレオニーノに入団します。この地で国体を経験した後、日立佐和リヴァーレに移籍し、選手としての活動の場を広げました。

2008年には、シダルカ・ヌネスに入団したことで、Vリーグの登録選手から外れましたが、同年11月には期間限定でチャレンジリーグのKUROBEアクアフェアリーズに移籍。その後、2009年に日立佐和リヴァーレに復帰し、2010年にはNECレッドロケッツに転籍しました。

活躍

NECレッドロケッツでは特に目覚ましい成果を上げました。2011年のV・サマーリーグではチームを12年ぶりの優勝に導き、個人としてもMVPを獲得するなど、その名を広めました。さらに、2011年10月には日本国籍を取得し、名前を張紫音に改めます。翌年の2011/12プレミアリーグでは、サーブ効果率において歴代1位の19.6%を達成し、サーブ賞を獲得しました。彼女のプレースタイルは多くのファンに愛され、2013年にはNECレッドロケッツを勇退しました。

所属チームと受賞歴

張紫音は、以下のチームに所属しました。

• - 誠英高等学校
• - 嘉悦女子短期大学
• - こまちレオニーノ（2007年）
• - 日立佐和リヴァーレ（2007-2010年）
• - KUROBEアクアフェアリーズ (2008-2009年)
• - NECレッドロケッツ（2010-2013年）

彼女の受賞歴は次の通りです。

• - 2009年 - 2008/09 チャレンジリーグ サーブ賞
• - 2011年 - 2011V・サマーリーグ MVP
• - 2012年 - 2011/12 プレミアリーグ サーブ賞、Vリーグ日本記録賞（サーブ部門）

このように、張紫音は日本の女子バレーボール界において輝かしい業績を残した選手であり、彼女のキャリアは多くの人々にとってのインスピレーションとなるでしょう。

もう一度検索