後藤啓介 (サッカー選手)

後藤啓介（ごとう けいすけ、2005年6月3日 - ）は、静岡県浜松市中央区出身のプロサッカー選手です。現在は、ベルギーの強豪クラブ、RSCアンデルレヒトに所属し、フォワードとして活躍しています。彼のサッカーキャリアは、地元浜松のクラブから始まり、ジュビロ磐田の下部組織で才能を開花させました。

ジュビロ磐田での躍進

後藤選手は、ジュビロ磐田U-18在籍中の2022年に、2種登録選手としてトップチームに登録されました。当時からその多才さが注目されており、センターバックやボランチなど、複数のポジションをこなせるユーティリティプレーヤーを目指していました。2022年7月20日には、天皇杯4回戦の東京ヴェルディ1969戦でトップチームデビューを飾り、同じくU-18所属の伊藤猛志選手と共に、プロの世界への第一歩を踏み出しました。

2023年シーズンには、高校生ながらトップチームに昇格。2月18日のJ2開幕戦、ファジアーノ岡山戦でJリーグ初出場を飾ると、いきなり2得点を挙げる衝撃的なデビューを飾りました。この活躍で、高原直泰選手が保持していたクラブ最年少得点記録を25年ぶりに更新し、17歳260日というクラブ史上最年少でのゴール記録を樹立しました。さらに、3月18日の清水エスパルスとの静岡ダービーでは初スタメンを飾り、前半2分に先制点を奪うなど、その実力を遺憾なく発揮しました。同年6月11日には、J2リーグ戦での出場時間が規定に達し、プロA契約を締結。プロ1年目ながらリーグ戦33試合に出場し、7得点を挙げる活躍で、チームのJ1復帰に大きく貢献しました。

RSCアンデルレヒトへの挑戦

2023年11月28日、後藤選手はジュピラー・プロ・リーグの名門、RSCアンデルレヒトへの期限付き移籍を発表しました。移籍期間は2024年1月1日から1年間。背番号は42に決定しました。この移籍は、ジュビロ磐田のユースからトップチームに昇格した選手の中で、海外移籍としては最速の記録となりました。2024年1月12日には、RSCAフューチャーズの一員としてベルギー2部リーグの試合に出場し、デビュー戦でPKを決め、移籍後初ゴールを記録しました。

2024年12月5日には、アンデルレヒトへの完全移籍が発表され、今後の活躍がさらに期待されています。

プレースタイルと特徴

後藤選手は、フォワードとしての高い得点能力に加え、複数のポジションをこなせるユーティリティ性も持ち合わせています。若くしてプロの世界に飛び込み、国内外の舞台で経験を積む中で、その才能をさらに開花させています。今後の成長が非常に楽しみな選手の一人です。

クラブ経歴

カワイ体育教室サッカークラブ（浜松市立上島小学校）
ジュビロ磐田U-15（浜松市立曳馬中学校）
ジュビロ磐田U-18（磐田東高等学校）
2022年 ジュビロ磐田（2種登録選手）
2023年 - 2024年 ジュビロ磐田
2024年 RSCアンデルレヒト（期限付き移籍）
2025年 - RSCアンデルレヒト

個人成績
2022年は2種登録選手として出場
公式戦初出場 - 2022年7月20日 天皇杯4回戦・東京ヴェルディ戦
Jリーグ初出場 - 2023年2月18日 J2第1節・ファジアーノ岡山戦
Jリーグ初得点 - 2023年2月18日 J2第1節・ファジアーノ岡山戦

代表歴

2019年 U-15日本代表
2020年 U-16日本代表
2022年 U-17日本代表
2022年 U-18日本代表

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