得点力学習DS

得点力学習DSについて

得点力学習DS（とくてんりょくがくしゅうディーエス）は、2008年1月31日にベネッセコーポレーションが発売した、ニンテンドーDS専用の学習ソフトです。このソフトは、中学校の教科書に基づいており、通信販売と進研ゼミ受講者向けのダイレクトメールでのみ購入可能です。販売店舗では取り扱われていないため、特別な流通経路を持つことが特徴です。

このソフトは、各教科ごとに分かれたタイトルがあり、学年に応じて利用できます。2008年8月25日には、高校入試に特化した「得点力学習DS 高校受験」も発売されました。さらに、2012年2月20日には新たに2012年度の教科書に対応したバージョンも登場し、学習が新しい内容に即応できるよう配慮されていますが、2014年12月17日にシリーズの販売は終了しました。

タイトル一覧

得点力学習DSでは、以下のようなタイトルが展開されており、各科目や学年ごとに内容が異なります。

• - 小学校要点まとめ
• - 中1英語
• - 中1数学
• - 中1国語
• - 中2英語
• - 中2数学
• - 中2国語
• - 中学理科1分野
• - 中学理科2分野
• - 中学地理
• - 中学歴史
• - 中3英語
• - 中3数学
• - 中3国語
• - 中学公民

2012年度版では、理科が学年ごとに構成が見直され、中学の実技4教科（音楽、家庭・技術、保健体育、美術）も追加されました。また、特定の教科をまとめたパックとして、以下のような製品も展開されました。

• - 中1英数国パック
• - 中2英数国パック
• - 中3英数国公民パック
• - 中学地歴・理科パック
• - 中1 5教科パック
• - 中2 5教科パック
• - 中3 5教科パック

さらに、中1と中2向けのセット販売も構成され、学びをまとめて効率よく進められる形が用意されています。これらのソフトウェアは、2011年2月4日に全タイトル累計で100万本以上販売されたとされています。

特徴

得点力学習DSの特徴は、多様な問題形式に対応している点です。例えば、英語では「リーディング」や「リスニング」に加え、「聞いて書く重要英文」が用意されています。数学では、問題に間違えると類似問題が出題されることで、理解を深める工夫がされています。国語、理科、社会それぞれに対応した問題形式の工夫があり、学びやすさが追求されています。

加えて、忘却対策として同じ問題を数日後に再出題する機能や、中間・期末テストに向けた問題演習、さらに間違えた問題を中心に復習できる「ニガテ抽出ドリル」が存在します。自己の学習進捗を確認できる「成績表示」機能も搭載されており、学習のモチベーションを高める要素も兼ね備えています。

高校受験版の得点力学習DSも、期間設定や得点診断、がんばりメッセージといった工夫があり、入試に向けた効果的なサポートが提供されています。このように、得点力学習DSシリーズは、独自の販売方式と豊富な学習支援機能により、多くの学生に利用され続けてきました。

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