御手紙

シドの4thシングルとして発表された「御手紙」（おてがみ）は、彼らの音楽キャリアにおいて重要な位置を占める楽曲です。2006年8月16日にデンジャークルー・レコードから発売され、そのメロディアスな旋律と情感豊かな歌詞で多くのファンを魅了しました。

このシングルは、初回限定盤2種類と通常盤の計3形態でリリースされ、それぞれ異なるジャケットデザインや特典が用意されました。特に初回限定盤は、早期に完売する店舗も多く、その人気ぶりを伺わせます。

表題曲である「御手紙」は、ベーシストである明希が作曲を手がけました。彼はこの曲を「最高傑作」と自負しており、2011年のインタビューにおいても「今の俺の作曲時の目標は御手紙を超えるものを創ることですね」と語るほど、特別な思い入れがあるようです。楽曲は、手紙を通じて伝わる想いをテーマにしており、切なくも美しいメロディが特徴です。TBS系列の音楽番組『ランク王国』のオープニングテーマとして起用されたこともあり、幅広い層に認知されるきっかけとなりました。

カップリング曲として収録されている「life」も、作詞をマオ、作曲を明希が担当しています。この曲は、「御手紙」とは対照的に、アップテンポで力強いサウンドが特徴で、ライブでの演奏においても盛り上がりを見せる楽曲です。

「御手紙」とそのカップリング曲「life」は、以下のアルバムに収録されています。

play (「御手紙」収録)
Side B complete collection〜e.B〜 (「life」収録)
SID 10th Anniversary BEST (「御手紙」収録)
SID ALL SINGLES BEST (「御手紙」収録)

これらのアルバムを通じて、「御手紙」はシドの代表曲の一つとして、現在も多くのファンに愛され続けています。また、様々なベストアルバムに収録されていることからも、その普遍的な魅力が窺えます。

「御手紙」は、シドの音楽性を語る上で欠かせない楽曲であり、彼らの成長と進化を象徴する作品と言えるでしょう。美しいメロディと心に響く歌詞は、聴く人の心に深く刻まれ、いつまでも色褪せることのない輝きを放ちます。

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