徳光&所のスポーツえらい人グランプリ

『徳光&所のスポーツえらい人グランプリ』

『徳光&所のスポーツえらい人グランプリ』（とくみつアンドところのスポーツえらいひとグランプリ）は、日本テレビ系列で1994年から2005年まで放送された特別番組であり、スポーツバラエティの代表的な存在でした。全21回が放送されたこの番組は、徳光和夫と所ジョージが司会を務め、主に春や秋の改編期、年末年始に特別編成として放送されました。番組はプロ野球に焦点を当てた『プロ野球好珍プレー大賞』に似た構成でしたが、プロ野球以外のさまざまなスポーツの名場面も取り上げられました。

番組の構成と内容

この番組は、選りすぐりのアスリート映像を集めたコンテンツを2段階のセクションに分けて紹介しました。各スポーツのその年の名場面を集め、部門ごとに審査を行い、優れた作品には部門賞が授与されました。さらに、最も感動的な映像には「えらい人グランプリ」という特別な賞が与えられ、視聴者に印象を残す演出がなされていました。

2006年以降はこのスタイルから変わり、『徳光&所の世界記録工場』という番組名に改められました。しかし、2008年には特別番組として「徳光&所の復活えらい人グランプリ・15年分の偉人SP」と題して一時的に復活しました。

名物コーナー

長嶋さんがえらい理由（わけ）

このコーナーでは、徳光の崇拝する野球の巨星、長嶋茂雄をフィーチャーし、彼の功績を褒め称える内容が展開されました。VTRを見ながら徳光が長嶋を賛美する姿に、視聴者も楽しませられました。

松村邦洋の痛いスポーツ巡り

リポーターの松村邦洋は、様々なスポーツを体験し、その様子を披露しました。多くの笑いを誘ったのは、彼が体験する際の無謀さと痛々しいシーンで、サッカーでのフリーキック体験や無呼吸での短距離走など、視聴者に衝撃を与えていました。

夢のアンパンマンショー

アスリートたちがアンパンマンに扮して、幼稚園でショーを行うコーナーもありました。格闘家やトランポリン選手が演じる活躍は、子どもたちに大いに喜ばれ、夢の世界を体現していました。

舞の海 新ワザ誕生 & 夢の魔球に挑戦

また、舞の海が新技に挑戦するコーナーや、漫画の魔球を実際に試してみる企画も話題になりました。現役メジャーリーガーたちが実際に挑戦し、時には意外な結果を見せることもあり、多くの視聴者を楽しませました。

エピソード

番組の中では、特に2000年代初頭に巨人に特化した内容が目立ち、他球団ファンの出演者が静かに不満を抱く場面も見られました。司会者の徳光は、この点に関して気軽にコメントし、視聴者からは賛否が分かれました。

番組はスポーツの魅力を伝えるとともに、笑いや感動を提供し、視聴者に長い間親しまれる存在となったのです。

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