徳野英治

徳野英治（とくの えいじ）の紹介

徳野英治は、1954年に生まれた日本出身の宗教家です。彼は、世界平和統一家庭連合の日本統一教会において第11代及び第13代の会長を務めた他、平和大使協議会の会長や、国際ハイウェイ財団の代表を歴任してきました。

経歴の詳細

徳野は1971年に当時の世界基督教統一神霊協会に入会し、富山大学の経済学部を卒業後、全国大学連合原理研究会（CARP）の責任者として活動を開始します。その後、彼は1995年に日本CARPの会長に就任し、1998年には日本純潔同盟を設立し、その会長に選ばれるなど、様々な組織でリーダーシップを発揮してきました。

2000年には日本統一教会の副会長に就任し、2001年には統一神学大学院に留学し、宗教教育学の修士号を取得します。その後、2005年からは西アフリカやアフリカ大陸の責任者として、国際的な宗教活動を展開します。

2008年には日本統一教会の第11代会長に就任するものの、翌年の新世事件により、信者の逮捕を受けて辞任。それ以降もロシアや中国でさまざまな役割を果たしました。2012年には、前会長の梶栗玄太郎の死去に伴い、第13代会長として再び指導的地位につきました。

政治的な関与

徳野はまた、政治的な活動にも関与しており、2013年に安倍晋三首相と面談した際には、国政選挙における支援の約束を取り付けるなど、教団のネットワークを活かして選挙に影響を及ぼす役割を果たしました。この面談では、教団が政治的支持を示すための具体的な行動が確認され、後にその結果として新たな議席を獲得することに貢献したとされています。

2014年には、神奈川県川崎市で真の家庭国民運動推進全国会議を設立し、その会長を務めます。また、2020年には日本統一教会の会長を辞任しますが、同日中に天議苑苑長に就任しました。

著作

徳野英治は著述業にも活動を広げており、主な著作としては『神に帰れ!そこにこそ希望がある!―説教集』（2009年）や『平和の世紀へ―家庭再建・宗教和合への挑戦』（2013年）が挙げられます。これらの著作は、彼の思想や信念を反映した大切な資料となっております。

結論

宗教活動や政治的な動きにおいて多岐にわたる影響力を持つ徳野英治の人生は、宗教界におけるリーダーシップのあり方、そして社会との関わり方について多くの示唆を与えています。今後の彼の活動にも注目が集まることでしょう。

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