志岐幸子

志岐 幸子のプロフィール

志岐 幸子（しき ゆきこ、1969年1月15日生）は、日本の著名な感性工学の研究者であり、関西大学人間健康学部の教授を務めています。過去にはミス・ユニバース日本代表やテレビのスポーツキャスターとしても広く認知されています。

来歴

彼女は兵庫県の宝塚市で生まれ育ちました。兵庫県立宝塚東高等学校を卒業後、早稲田大学に進学し、人間科学部スポーツ科学科で学びました。在学中には競走部のマネージャーとして活動したり、ミスコンテストに参加し「ミス早稲田」に選ばれるなど、学業や活動を通じてリーダーシップを発揮しました。

1993年には、メキシコシティで開催された第42回ミス・ユニバース世界大会に日本代表として出場し、大きな注目を集めました。翌年、早稲田大学の大学院生だった頃には、フジテレビの『プロ野球ニュース』でキャスターとしても活動し、メディアの世界でもその名を轟かせました。

2003年には早稲田大学大学院人間科学研究科から博士号を取得し、同年4月には同大学の非常勤講師として教育の道へ進みました。2009年には関西大学文学部に准教授として迎えられ、2010年には人間健康学部の准教授に昇進しました。2017年には教授に就任し、教育と研究を続けています。さらに、2018年から2019年にはスタンフォード大学医学部のHealth and Human Performance Centerで客員研究員として活躍しました。

研究と活動

志岐幸子は「感性ラボ」の主宰者としても知られ、感性工学を基にした研究を行っています。この分野では、感情や感覚の理解が人間の行動やパフォーマンスにどのように影響を与えるかを探求しており、スポーツ科学や心理学との融合的なアプローチに取り組んでいます。彼女の研究は、感情が人間のパフォーマンスやコミュニケーションにおいてどのように役立つかを示すものです。

著作とメディア出演

著書に『岡田武史監督と考えたスポーツと感性』があり、岡田との共著でスポーツと感性の関連についての考察を深めています。また『一流人の感性が教えてくれた「ゾーン」の法則』も著しており、感性が如何にしてプロフェッショナルのパフォーマンスを高めるかに触れています。

テレビでは、1994年から1995年にかけて『プロ野球ニュース』に出演し、その後も1995年から1996年にはNHKの『スポーティーフライデー』でもキャスターとして活躍しています。これらのメディア出演を通じて、スポーツの専門家としての姿を広く知られるようになりました。

結論

志岐幸子は、日本における感性工学の発展に大きく寄与し、多岐にわたるキャリアを築いてきた著名な教育者であり研究者です。感性に基づいた研究や実践を通じて、スポーツや教育、心理学などさまざまな分野に影響を与え続けています。

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