志村志保子

志村志保子

志村志保子は、1970年2月26日生まれ、千葉県出身の日本の漫画家です。1993年に「カンカンカン」でデビュー以降、少女漫画を中心に、繊細な心理描写と日常を切り取った作風で、多くの読者の心を掴んでいます。

デビューと初期の活動

23歳の時に「カンカンカン」（ぶ〜けデラックス夏の号）でデビュー。初期は「ぶ〜け」や「ぶ〜けデラックス」などの少女漫画雑誌を中心に作品を発表していました。この時期の作品には、『ガーデン』『即興動物園』『ミシンとナイフ』などがあります。これらの作品は、若々しい感性と、独特の視点を感じさせるものでした。

主な作品

志村志保子の代表作として知られるのが、2005年から2012年まで「Cookie」で連載された『女の子の食卓』です。この作品は、日々の食を通して、少女たちの心の機微や人間関係を描いた作品で、全8巻が刊行されました。その他にも、『林檎の木を植える』『名づけそむ』『はじめての猫』『ごちそうは黄昏の帰り道』など、多くの作品を手がけています。

女の子の食卓: 食を通じて少女たちの日常や心の機微を描いた作品。温かい雰囲気と繊細な描写が魅力です。
林檎の木を植える: 心に傷を抱えた人々が、林檎の木を育てることで再生していく物語。希望と癒しを与えてくれます。
名づけそむ: 人と人との繋がりや、名前が持つ意味を深く考えさせられる作品。独特の世界観が特徴です。
はじめての猫: 猫との生活を通じて、主人公が成長していく姿を描いた作品。猫好きにはたまらない、癒やしの物語です。
ごちそうは黄昏の帰り道: 夕暮れ時の食卓を舞台に、家族や大切な人との絆を描いた作品。心温まるストーリーが魅力です。

作品の特徴

志村志保子の作品は、日常の風景や何気ない会話の中に、人間の心の機微を繊細に描き出す点が特徴です。また、登場人物たちの感情が丁寧に表現されており、読者は彼らの喜びや悲しみを共有することができます。少女漫画でありながら、幅広い年齢層の読者に共感を呼ぶ作品が多いのも特徴の一つです。

近年の活動

近年も、「FEEL YOUNG」や「Cookie」などの雑誌を中心に、精力的に作品を発表しています。また、X（旧Twitter）などのSNSを通じて、ファンとの交流も積極的に行っています。

外部リンク

Cookie
* 志村志保子 (@shimurashihoko) - X（旧Twitter）

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