志知孝明

志知孝明：岐阜から広島へ、プロサッカー選手の軌跡

1993年12月27日、岐阜県羽島市生まれの志知孝明選手は、現在サンフレッチェ広島でディフェンダーとして活躍するプロサッカー選手です。高校時代はFC岐阜U-18の1期生としてプレー。トップチーム昇格を目指しましたが、体格面で課題を残し、プロ入りは叶いませんでした。

しかし、才能を認められた志知選手は、監督の推薦を受け東海学園大学へ進学。大学2年生時には、松本山雅FCの強化スタッフの目に留まり、練習参加を経て2016年シーズンからの加入が内定しました。2015年5月には特別指定選手として松本山雅FCに登録され、同月20日に行われたヤマザキナビスコカップ予選リーグで公式戦デビューを飾ります。

2016年、松本山雅FCへ正式加入。プロ1年目は公式戦出場はありませんでしたが、2年目の2017年シーズン、開幕戦でJリーグ初出場を果たします。同年7月には福島ユナイテッドFCへ期限付き移籍。

2018年12月、水戸ホーリーホックへ完全移籍。ここで、それまで攻撃的MFとしてプレーしていた志知選手はサイドバックにポジション転向します。そして2019年3月17日、ジェフユナイテッド市原・千葉戦で待望のJリーグ初ゴール。劇的な同点弾でしたが、試合は引き分けに終わり、そのストイックな姿が話題を呼びました。同年7月には2ゴールを挙げ、まさに「志知ウィーク」と称される活躍を見せました。背番号7、名前の「七」と、7が重なった時期での得点劇は、チームにとっても大きな出来事となりました。

2020年シーズンはJ1昇格を果たした横浜FCへ完全移籍。その後、2021年にはアビスパ福岡へ移籍しプレー。そして2023年、サンフレッチェ広島へ完全移籍を果たし、背番号16をつけてプレーしています。

志知選手のキャリアは、決して順風満帆ではありませんでした。高校時代の挫折、ポジション転向、様々なチームでの経験を通して、彼は着実に成長を遂げてきました。体格面でのハンデを努力で克服し、持ち前の才能と強い意志でプロサッカー選手としての道を切り開いてきた彼の姿は、多くのサッカーファンに感動を与えています。

彼のこれまでの所属クラブは、正木サッカー少年団、羽島市立羽島中学校、FC岐阜U-18、東海学園大学、松本山雅FC、福島ユナイテッドFC、水戸ホーリーホック、横浜FC、アビスパ福岡、そして現在のサンフレッチェ広島と、全国各地で活躍の場を広げてきました。

数々のクラブを渡り歩きながらも、常に高いモチベーションを維持し、己の限界に挑戦し続ける志知選手。彼の今後の活躍から目が離せません。

主な出場歴

公式戦初出場：2015年5月20日 ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節 vs湘南ベルマーレ
Jリーグ初出場：2017年2月26日 J2第1節 vs横浜FC
Jリーグ初得点：2019年3月17日 J2第4節 vsジェフユナイテッド市原・千葉

選抜歴

2013年、2014年 全日本大学選抜

彼の活躍は、公式ウェブサイトやSNSなどでも確認できます。今後も彼の更なる活躍に期待しましょう。

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