忘れらんねえよ

忘れらんねえよ：音楽とエンターテイメントの融合

忘れらんねえよは、2008年12月に結成された日本のバンドです。2018年5月、オリジナルメンバーの脱退を経て、現在ではボーカルの柴田隆浩を中心に活動する、実質的なソロプロジェクトとなっています。

メンバー

柴田隆浩：ボーカル、ギター、作詞作曲を担当。熊本県出身。ほとんどの楽曲制作を担い、バンドの中心人物です。愛犬家としても知られ、CDジャケットやグッズにもしばしば柴犬が登場します。趣味は料理で、自身のInstagramに料理写真を投稿するなど、多様な一面を見せています。LEGO BIG MORLのタナカヒロキとのアコースティック・デュオ「タカヒロキ」でも活動しています。

元メンバー

梅津拓也：ベース担当、作曲・編曲も担当。2018年5月、バンドを脱退し、現在はHOT CAKEで活動しています。
酒田耕慈：ドラム担当。2015年7月に活動を休止、同年11月に脱退しました。柴田の小説『ばかもののすべて』では、脱退の背景が示唆されています。

バンド名の由来

バンド名の由来は特にありません。「なんとなく、次のバンドを組んだら『忘れらんねえよ』にしようと思っていた」とのことです。

忘れらんねえよの音楽性と活動

忘れらんねえよの音楽性は、ストレートな歌詞と、キャッチーなメロディーが特徴です。柴田の飾らない人柄と相まって、多くのリスナーの共感を呼んでいます。

彼らは、数々の著名人にもファンが多いことで知られています。菅田将暉や間宮祥太朗といった俳優から、西野亮廣（キングコング）、中山美穂といった著名人まで、幅広い層に支持されています。

また、忘れらんねえよは、独自のイベントも多数企画・開催しています。「ツレ伝ツアー」と題した2マンライブでは、柴田が敬愛するミュージシャンをゲストに招き、親交の深さを感じさせるイベントとなっています。

さらに、COUNTDOWN JAPANやROCK IN JAPAN FESTIVALといった大型フェスへの出演も経験しており、その人気は確かなものです。しかし、コロナ禍でのフェス中止を受け、2022年にはCDJ期間中に24曲の新曲制作、ROCK IN JAPAN FESTIVAL期間中には55時間に及ぶ生配信を行うなど、独自の方法で活動を継続しています。

始まりと軌跡

2008年、サラリーマンだった柴田がチャットモンチーの動画を見てバンド結成を決意。梅津、そして紹介で酒田と出会い、活動を開始しました。2010年には『rockin'on』の新人コンテストで入賞し、以降、精力的に活動を展開しています。

アニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』のエンディングテーマに起用された「Cから始まるABC」は、彼らの代表曲の一つとなりました。その後も、シングルやアルバムをリリースし、着実な人気を獲得していきました。

2015年には、6万個のドミノ倒しによる日本記録達成という、音楽活動とは一線を画した挑戦も行っています。

2018年の梅津脱退後も、柴田はソロプロジェクトとして活動を継続し、新しいアルバムを発表したり、楽曲提供を行ったりと多方面で活躍しています。さらに、MV再生回数突破を記念した、100曲連続歌唱や100kmマラソン＆ライブといった、独創的な企画を展開しています。

ディスコグラフィー

忘れらんねえよは、多くのシングル、アルバム、配信シングルなどをリリースしています。未音源化曲も多く存在し、その音楽活動の幅広さを示しています。また、菅田将暉や田所あずさ、中山美穂など、多くのアーティストへの楽曲提供も行っています。

まとめ

忘れらんねえよは、音楽活動にとどまらず、エンターテイメント性の高い企画や、人間味あふれる活動で、多くのファンを魅了しています。柴田隆浩の個性と才能、そして彼を取り巻く環境が、このバンドを独特の存在にしていると言えるでしょう。今後の活動にも期待が高まります。

もう一度検索