怨霊 (プロレスラー)

怨霊（おんりょう） - 日本のプロレスラー

怨霊は、プロレス界において特異な存在感を放つ日本のプロレスラーです。彼のキャラクターは「幽霊」という独自のギミックで構成され、メイクは白塗りの顔に赤や紫の髪色という耽美系ゴシックホラーを彷彿とさせるものです。背中には幽霊の刺青を施し、動くたびにエクトプラズムと呼ばれる粉状の煙を発生させる特技を持っています。名前からも分かるように、怨霊のギミックは「死後の世界」に関連しており、彼の出身地を「あの世」と表現していますが、実際には群馬県太田市です。

経歴

怨霊は、1992年に学生プロレスに「ウルフ小澤」というリングネームでデビューしました。彼は、1995年に熊谷市民体育館で行われたレッスル夢ファクトリーの旗揚げ戦において初の公式戦を戦い、以降プロレス界でのキャリアを築いていきました。2000年には第3回スーパーJカップに出場。試合では奇抜な見た目とは裏腹に、素晴らしいパフォーマンスを披露し、カレーマンを倒すことで一躍有名になります。また、彼の素顔についての噂が広がることで、女性ファンを獲得するきっかけともなりました。

公の場で行われた体重計量では、なんと「体重0kg」と表示されるというエピソードもあり、プロレス界の独自性を象徴する出来事となりました。

その後、彼はFMWやWMFなど様々な団体で活動を重ね、2003年にはバカ社長ことクレイジーSKBと共にプロレス団体「666」を立ち上げました。この団体において彼はプロデューサーを務め、様々なイベントをプロデュースするとともに、選手としても参加しました。

2007年には新人レスラー「ウルフ小澤」として再デビューし、他団体での試合では「怨霊」として参戦しています。2011年にはワラビーTV王座を勝ち取るなど、試合結果を長い間記録し続けています。

2020年には666認定無秩序無差別級王座のタイトルを獲得し、2021年には防衛戦に成功。最近の2023年には「ジュニア夢の祭典 〜ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023〜」に出場し続けています。

得意技

怨霊はその不気味な見た目とは裏腹に、高度なテクニックとスピードを兼ね備えた選手です。特に、彼の丸め込み技は素晴らしいタイミングで繰り出され、関係者から高く評価されています。代表的な技としては、以下のようなものがあります。

• - 怨霊ドライバー：タイガードライバーと同形式の技で、バリエーションとして垂直落下式を使用。
• - 怨霊バックブリーカー：体を使った圧倒的な力技。
• - 怨霊クラッチ：横十字固めの変型技で、特徴的な足の使い方が印象的。
• - 66ロック、クルクルエルボー、死の灰攻撃：観客を驚かせる多様な技を駆使。
• - マッドハンド：自らがフォールされたときにレフェリーの手を止めるというユニークな技。

脚注

怨霊のキャラクターや試合スタイルは、他のプロレスラーにはないユニークさを持っており、今後もその動向が注目されています。彼のSNSでは自身の写真を「怨霊」の名義で投稿するなど、ギミックと自身のキャリアを融合させた存在感を示しています。プロレス界での彼の活躍は、多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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