悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。

槇原敬之の15枚目のオリジナル・アルバム『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』は、2007年11月7日にJ-moreから発売されました。

前作『LIFE IN DOWNTOWN』から約1年8ヶ月ぶりのリリースであり、J-moreへの移籍後初のアルバムとなります。本作には、2006年秋にシングルとして発売予定だったものの、レコード会社の移籍に伴い発売が延期されていた楽曲「五つの文字」が収録されています。この楽曲は、元々ライブDVD『Noriyuki Makihara in concert "LIVE IN DOWNTOWN"』と同時発売される予定でしたが、DVDの発売は2008年1月16日にずれ込みました。

アルバムの初回盤には、期間限定の特設サイトにログインできるパスワードが封入されていました。このサイトでは、Instrumentalの「introduction」と、既にシングルとして発売されていた「GREEN DAYS」を除くアルバム収録曲全9曲のカラオケバージョンが、先着10,000名限定でダウンロード可能となっていました。これにより、「GREEN DAYS」のシングルを入手すれば、完全なカラオケアルバムが完成するという仕掛けでした。

収録曲は以下の通りです。

1. introduction
2. 祈りの歌が聞こえてくる
3. Dance with me.
テレビ東京系『世界卓球2008』テーマソング
4. GREEN DAYS
36thシングル
フジテレビ系ドラマ『牛に願いを Love&Farm』主題歌
5. カイト
紳士服のAOKI CMソング
6. Love was sleeping.
NTTドコモ東北CMソング
7. lose no time
8. 赤いマフラー
37thシングル（本作発売後にシングルカット）
テレビ東京系『お茶の間の真実〜もしかして私だけ!?〜』エンディングテーマ
9. Anywhere
10. Circle of Rainbow
11. 五つの文字
フジテレビ系『めざにゅ〜』テーマソング

本作には、槇原敬之自身によるボーカルと、一部楽曲での楽器演奏に加え、佐橋佳幸（ギター）、吉田翔平ストリングス（ストリングス）、冲仁（フラメンコギター）など、豪華なミュージシャンが参加しています。特に、民族音楽を取り入れた「Circle of Rainbow」では、多数のパーカッショニストとコーラス隊が参加し、壮大なスケールの楽曲に仕上がっています。

アルバム全体を通して、槇原敬之の卓越したソングライティングと、様々なジャンルの音楽を取り入れたアレンジが楽しめます。タイアップ曲も多数収録されており、幅広い層のリスナーにアピールできる作品となっています。

もう一度検索