情報テラス

『情報テラス』の概要

『情報テラス』（じょうほうテラス）は、宮城県と東北地方向けに放送されていたNHK仙台放送局の生放送情報番組です。1998年4月8日に始まり、放送は平日昼前の時間帯に行われていました。この番組は、仙台局のロビースタジオから放送され、内容は大きく分けて『情報テラス東北』と『情報テラスみやぎ』の2部構成でした。

番組の構成

『情報テラス東北』は東北ブロック全体を対象にした情報を提供し、番組の前半が11:05から11:30までの25分間、地域の情報や特集が放送されました。後半の『情報テラスみやぎ』は宮城県向けに特化し、11:30から12:00まで地元のニュースや行事情報を扱っていました。特に、後半の地域目線での情報提供が多く、視聴者にとって身近な内容が特徴でした。

初期の頃は、『東北情報テラス』と称し、各県の独自制作番組に内包されていた期間もありましたが、2006年4月からはワンセグでも視聴可能になり、より多くの人々にアクセスされるようになりました。そして、2009年3月に番組は終了。このときまで長らくメインの司会を務めた赤間裕子氏は、翌日には退局しました。

放送時間と補足情報

『情報テラス東北』の放送は、平日毎日11:05から11:30まで行われ、『情報テラスみやぎ』はその後11:30から12:00まで数分の間に全国の気象情報も含まれていました。ただし、視聴者にとって重要な国会中継やスポーツ中継などがあると、放送が短縮または休止になる場合もあり、その点は注意が必要でした。

また、宮城県を除く東北の他県では、各局の独自番組が11:30から放送されることになり、それぞれの地域密着型の情報が提供されました。

内容のバリエーション

番組の内容は曜日ごとに異なり、各曜日に特色あるコーナーが設けられていました。月曜日は「リフレッシュ体操」、火曜日には「今月の本棚」といったコーナーがあり、水曜日は「とうほく情報局」で地域ニュースが紹介されました。木曜日は各県の美術館や博物館情報を提供し、金曜日は「催しのテラス」として観光情報や週末のイベント情報を案内していました。これにより、リズミカルで多様性に富んだ情報提供が実現していました。

司会者と出演者

司会は赤間裕子氏が務め、気象情報担当の勝又幸恵さんも継続的に出演し、地域の気象情報を的確に伝えました。永井友理さんも出演し、リポート等を行うことで視聴者とのつながりを強化していました。こうした地域に根差したキャスト陣は、番組の信頼性を高める要因となりました。

終わりに

『情報テラス』は、その放送が終了した後も東北地方における地域情報番組の先駆けとして記憶されており、その後継として放送された『情報パレット』も多くの視聴者から支持を受けていた印象があります。地域の生活に密着した情報を発信する重要な手段としての役割を果たしていた本番組は、地上波の情報番組の中でも特に多くの人々に影響を与えました。

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