情報ワイド 夕方Don!Don!

情報ワイド 夕方Don!Don!

『情報ワイド 夕方Don!Don!』は、テレビ朝日系列の北海道テレビ放送（HTB）で放送されていた、生放送の夕方ワイド番組です。この番組は1999年4月にスタートし、HTBが夕方帯のワイド番組に初めて参入したことを示す重要なものでした。また、併せて早朝には姉妹番組「情報ワイド 早起きDon!Don!」が放送されていました。

番組のスタートと初期の挑戦

番組の放送開始時はキャッチフレーズに「知名度ゼロからの挑戦」を掲げ、初代キャスターにはローカルタレントの松崎しもきが起用されました。放送前のプロモーションでは、子役に「夕方は『どさんこワイド』だよな！」という挑戦的なセリフを言わせ、その結果、視聴者の関心を引きました。しかし、1999年の夏、松崎が交通事故に遭い、降板することになります。これにより、当時リポーターを務めていた遠藤雅也が急遽メインキャスターに昇格し、代役には戸島龍太郎が起用されました。

競争とリニューアル

札幌地域では、STVの「どさんこワイド212」など多くの局が夕方のワイド番組で競い合っていましたが、『夕方Don!Don!』はその中でも一定の人気を持っていました。しかし、2002年の秋にリニューアルが行われた際、遠藤アナが降板し、戸島アナが3代目キャスターとして起用されましたが、視聴率は下降し、2003年の春に番組は終了してしまいました。新たにスタートした「イチオシ！」がその後の番組として引き継がれることになります。

特徴的なコーナーと出演者

番組はスタジオからの放送に加え、札幌の中心部に中継ポイントを設け、「街角サビから選手権」といったコーナーを実施しました。このコーナーでは参加者が曲のサビを歌い、そのパフォーマンスを競いました。司会は安田顕が務め、福原美穂が出演したことで、彼女は後に歌手デビューのきっかけをつかむこととなります。

また、金曜日には「金曜特大号」が設けられ、通常よりも早い15:47から放送され、視聴者に楽しさを提供しました。特番の形式を取り入れた数々の企画が魅力として視聴者を惹きつけました。

主なキャスターとリポーター陣

番組には、松崎しもき以外にも遠藤雅也や戸島龍太郎がキャスターとして活躍し、アシスタントには小野優子や吉田みどりが務めました。この他、多様なリポーターも番組を盛り上げました。特に、安田顕や梨元勝（芸能リポーター）が出演するなど、トータルで多彩なメンバーが集結しました。

終焉と後番組

最終的に、『情報ワイド 夕方Don!Don!』は多くの視聴者から愛されましたが、2003年をもって終了しました。番組が提供してきた多様な情報と地域密着のスタイルは、多くのファンに深い印象を与え続けています。

関連項目

スーパーJチャンネル
イチオシ!（後番組）
情報ワイド 夕方Don!Don! - ウェイバックマシン

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