愛しのガール

やしきたかじんの2ndアルバム『愛しのガール』は、1977年9月2日にリリースされました。前作『TAKAJIN』から約1年ぶりとなる本作は、作詞を荒木十章、作曲を家鋪隆仁（やしきたかじんの本名）、編曲をクニ河内が担当し、前作と同じ顔ぶれで制作されました。

アルバムジャケットには、たかじんと7人の女性が登場し、2枚目のアルバムであることを示す「Takajin2」という文字が記されています。

本作は、たかじんがベルウッドレコードから、親会社であるキングレコードへ移籍する前の最後のアルバムとなりました。

2014年1月3日にたかじんが急逝したことを受け、同年2月26日には、キングレコードに残したオリジナル・アルバム4作品がCDで復刻再発されました。この復刻盤には、『愛しのガール』も含まれています。

収録曲は以下の通りです。

SIDE A

1. 空車 [03:51]
2. 酔っ払いユミ [03:30]
3. 星の夜の家出 [04:13]
4. 昨日のあなた [02:51]
5. ミナの物語 [03:13]

SIDE B

1. 愛しのガール [03:09]
2. ほんの昔 [02:56]
3. 雨に消えて [02:58]
4. 秋の手紙 [03:59]
5. ふみきり [05:37]

全作詞: 荒木十章
全作曲: 家鋪隆仁
全編曲: クニ河内

このアルバムは、たかじんの初期の音楽性を知る上で貴重な作品と言えるでしょう。フォークソングの要素を取り入れつつ、都会的なサウンドに仕上がっています。特に、タイトル曲である『愛しのガール』は、彼の代表曲の一つとして知られています。また、アルバム全体を通して、荒木十章の描く独特な世界観が、たかじんの歌声とクニ河内のアレンジによって見事に表現されています。

愛しのガール Takajin/2 - KING RECORDS OFFICIAL SITE

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